特許
J-GLOBAL ID:200903036507894429

硫酸コバルトの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安倍 逸郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-187787
公開番号(公開出願番号):特開2005-022887
出願日: 2003年06月30日
公開日(公表日): 2005年01月27日
要約:
【課題】リチウムイオン二次電池用正極活物質などから効率よく硫酸コバルトを回収、製造する。【解決手段】重量比でコバルト酸リチウムを1に対し、硫酸を1.47〜1.67,水0.67〜4.0の割合で希釈した硫酸を用いて、コバルト酸リチウムを含む物質を溶解し、溶解終了時まで溶解液を60°C以上に保持する。この溶解液に過酸化水素を添加して溶解液の電位を0.4〜0.8ボルトに保持する。この結果、硫酸とコバルト酸リチウムとの反応が促進する。また、この溶解液に硫酸を添加し、溶解液のpHを0.4〜0.8に保持する。さらに、この溶解液を30°C以下に冷却し、硫酸コバルトを晶析させる。この後、硫酸コバルトからコバルトを回収する。すなわち、コバルト酸リチウムの溶解において、過酸化水素を還元剤として使用することにより、金属塩の混入なしで溶解液中の電位を下げ、硫酸とコバルト酸リチウムとの反応を促進させる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
コバルト酸リチウムを含む物質から硫酸コバルトを回収する硫酸コバルトの製造方法であって、 重量比でコバルト酸リチウムを1に対し、硫酸を1.47〜1.67,水0.67〜4.0の割合で希釈した硫酸を用いて、コバルト酸リチウムを含む物質を溶解するとともに、溶解終了時までその溶解液を60°C以上に保持する工程と、 この溶解液に過酸化水素を添加することにより、この溶解液の電位を0.4〜0.8ボルトの範囲に調整する工程と、 この溶解液に硫酸を添加してそのpHを0.4〜0.8に調整する工程と、 この溶解液を所定温度に冷却して硫酸コバルトを晶析させる工程とを備えた硫酸コバルトの製造方法。
IPC (2件):
C01G51/10 ,  B01D9/02
FI (9件):
C01G51/10 ,  B01D9/02 601C ,  B01D9/02 602B ,  B01D9/02 602E ,  B01D9/02 604 ,  B01D9/02 618A ,  B01D9/02 620 ,  B01D9/02 625A ,  B01D9/02 625Z
Fターム (6件):
4G048AA04 ,  4G048AA07 ,  4G048AB02 ,  4G048AC06 ,  4G048AD03 ,  4G048AE02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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