特許
J-GLOBAL ID:200903036522139653

遅延プロファイル測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-296042
公開番号(公開出願番号):特開平6-148246
出願日: 1992年11月05日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 スライディング係数を任意の値に設定しつつ、遅延プロファイルの観測範囲(観測窓)を自由に設定可能な遅延プロファイル測定装置を得る。【構成】 本発明の遅延プロファイル測定装置の受信機が有する相関PN信号発生器30は、シフトレジスタ31と、カウンタ33と、それらをリセットするリセット手段37とを備えている。比較値設定手段34が設定する第1の比較値と、カウンタ33の出力とを比較し、リセット手段37にリセットタイミングを指示する第1の比較器35を含んでいる。比較値設定手段34は第2の比較値を出力し、その第2の比較値とカウンタ33の出力とを比較し、前記ラッチ32にラッチタイミングを指示する第2の比較器が含まれている。ラッチ32は、指示されたラッチタイミングでシフトレジスタ31の値を記憶し、シフトレジスタ31は指示されたリセットタイミングで、ラッチ32に記憶されている値に初期化される。
請求項(抜粋):
周波数fCLK の送信側クロック信号に同期する符号系列である送信側PN信号を発生する発生手段と、前記送信側PN信号により、搬送波をスペクトラム拡散変調し、送信側スペクトル拡散変調波を出力する送信側スペクトラム拡散変調手段と、前記送信側スペクトラム拡散変調波を放射する送信アンテナと、を含む送信機と、前記放射された送信側スペクトラム拡散変調波を受信する受信アンテナと、前記周波数fCLK と所定の周波数差Δfを有する周波数(fCLK -Δf)である受信側クロック信号に同期する相関PN信号を発生する発生手段と、前記相関PN信号により、受信搬送波をスペクトラム拡散変調し、受信側スペクトラム変調波を出力する受信側スペクトラム拡散変調手段と、前記受信アンテナにより受信された送信側スペクトラム拡散変調波を、前記相関PN信号によって、相関検波する相関検波手段と、を含む受信機と、を備え、前記送信機と前記受信機との間の電波伝搬路の伝搬特性(遅延プロファイル)を測定する装置において、前記相関PN信号発生手段は、前記受信側クロック信号に同期して送信側PN信号と同一の符号系列からなる相関PN信号を出力するシフトレジスタと、前記シフトレジスタのビットパターンを記憶するラッチと、前記受信側クロック信号のクロック数をカウントするカウンタと、外部からの制御信号に応じて第1および第2の比較値を発生する比較値発生手段と、前記カウンタのカウント値が前記第1の比較値に達し、クロック周波数差Δfに起因する前記相関PN信号と前記送信側PN信号との符号位相差が初期値から所定のビット数増加したことを検出した場合に、リセット信号を出力する第1の比較器と、前記カウンタのカウント値が前記第2の比較値に達し、前記リセット信号が発せられるタイミングより任意のクロック数前のタイミングを検出した場合に、ラッチ信号を前記ラッチに供給することによって、前記ラッチに前記シフトレジスタが出力する値を記憶させる第2の比較器と、前記リセット信号に同期して前記カウンタのカウント値を所定値へ初期化し、かつ、前記ラッチに記憶したビットパターンを前記シフトレジスタに設定するリセット手段と、を含み、前記ラッチ信号によって、前記シフトレジスタのビットパターンが前記ラッチに一旦記憶され、その後、前記リセット信号に同期して前記ラッチに記憶されたビットパターンが前記シフトレジスタに再び設定されることによって、相関PN信号の符号位相が制御され、遅延プロファイルを測定する遅延時間範囲の大きさを任意の値に制限し、測定する遅延時間範囲の位置を任意に移動可能とすることを特徴とする遅延プロファイル測定装置。
IPC (2件):
G01R 29/00 ,  H04J 13/00

前のページに戻る