特許
J-GLOBAL ID:200903036526958179

音声信号処理装置、音声信号処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 脇 篤夫 ,  鈴木 伸夫 ,  和智 滋明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-262233
公開番号(公開出願番号):特開2009-094708
出願日: 2007年10月05日
公開日(公表日): 2009年04月30日
要約:
【課題】拡声通話系システムの音声信号処理装置において、相手側話者と自己拡声音の各エコー音を、高い性能でキャンセルする。【解決手段】相手側話者のエコー音をキャンセルする機能を有する適応フィルタシステムの出力を、参照入力側に合成する。通信相手側から送信される音声と、マイクロフォンにより収音された自己音声をスピーカから拡声して出力することが可能になる。そのうえで、自己側話者音声が収音されておらず、相手側話者音声が入力されている状態においては、適応フィルタシステムによる適応処理を実行させると共に、適応フィルタシステムの出力信号を参照入力側に合成しないようにする。一方、自己側話者音声が収音されている状態に対応しては、適応フィルタシステムの出力信号を参照入力側に合成して自己拡声が行われるようにすると共に、適応フィルタシステムの適応処理を停止させて、自己拡声音のエコー音をほぼキャンセルさせる。【選択図】図5
請求項(抜粋):
マイクロフォンにより収音して得られる収音音声信号を所望信号として入力するとともに、通信相手側から送信されてきた相手側話者の音声信号を受信してスピーカから音として放出するまでにおける所定の処理段階を経た音声信号であるスピーカ出力用音声信号を参照信号として入力して、上記所望信号から上記参照信号に基づいて生成したキャンセル用信号を減算して得られる出力信号が最小となるようにして適応処理を実行し、上記出力信号が、相手側通信装置に対して送信出力すべき音声信号となるようにされた適応フィルタ手段と、 上記適応フィルタ手段の出力信号が、上記スピーカ出力用音声信号の成分として含まれるように合成する合成手段と、 上記適応フィルタ手段の出力信号が上記合成手段により合成されるまでの経路において備えられ、通過信号に対する減衰率を可変設定する減衰率可変手段と、 上記マイクロフォンにより自己側話者音声が収音されておらず、かつ、上記相手側話者の音声信号が上記参照信号に含まれているとされる第1の音声状態に対応しては、上記適応フィルタ手段の適応処理が活性傾向の状態にあるようにされるとともに、上記減衰率可変手段における減衰率が一定以上に設定された状態となるように制御し、上記マイクロフォンにより自己側話者音声が収音されている第2の音声状態においては、上記適応フィルタ手段の適応処理が停止傾向の状態となるようにされるとともに、上記減衰率可変手段における減衰率が一定以下に設定された状態となるように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
IPC (4件):
H04M 1/60 ,  H04R 3/02 ,  H04B 3/20 ,  H04M 3/56
FI (4件):
H04M1/60 D ,  H04R3/02 ,  H04B3/20 ,  H04M3/56 C
Fターム (20件):
5D020CC01 ,  5K027AA07 ,  5K027BB03 ,  5K027DD10 ,  5K027HH01 ,  5K046HH11 ,  5K046HH44 ,  5K046HH61 ,  5K046HH63 ,  5K046HH69 ,  5K046HH79 ,  5K201BB09 ,  5K201CA01 ,  5K201CA06 ,  5K201DC06 ,  5K201EB01 ,  5K201EF03 ,  5K201EF04 ,  5K201EF07 ,  5K201EF10
引用特許:
出願人引用 (1件)

前のページに戻る