特許
J-GLOBAL ID:200903036544234773

電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥村 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-019714
公開番号(公開出願番号):特開平6-212372
出願日: 1993年01月11日
公開日(公表日): 1994年08月02日
要約:
【要約】【目的】 高静電容量の電解コンデンサ用電極箔を得ることができる、アルミニウム合金箔の製造方法を提供する。【構成】 Fe0.0005〜0.005%、Si0.0005〜0.007%、所望によりCu0.0005〜0.007%、その他不可避不純物を含み、残部Alよりなるアルミニウム合金を準備する。このアルミニウム合金を使用して鋳塊を得、この鋳塊に常法の均質化処理及び熱間圧延を施す。この後、冷間圧延及び中間焼鈍を施す。中間焼鈍の条件は、次の如き条件を採用する。(1)中間焼鈍に供されるアルミニウム薄板は、昇温過程,平衡過程,冷却過程を経ること、(2)アルミニウム薄板の昇温速度及び冷却速度は、各々5°C/分以上であること、(3)平衡状態におけるアルミニウム薄板の温度は100〜350°Cであること、(4)平衡状態におけるアルミニウム薄板の保持時間は1分〜10時間であること。その後、更に冷間圧延、引き続き最終焼鈍を施して、電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔を得る。
請求項(抜粋):
アルミニウム合金を鋳造して得られた鋳塊に、均質化処理,熱間圧延,冷間圧延及び中間焼鈍を施して電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔を製造する方法において、前記アルミニウム合金として、Fe0.0005〜0.005%、Si0.0005〜0.007%、その他不可避不純物を含み、残部Alよりなるものを使用し、且つ、前記中間焼鈍は下記(1)〜(4)の条件で行なわれることを特徴とする電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法。記(1)前記中間焼鈍時において、前記中間焼鈍に供されるアルミニウム薄板は、昇温過程,平衡過程,冷却過程を経ること。(2)前記昇温過程における前記アルミニウム薄板の昇温速度、及び前記冷却過程における前記アルミニウム薄板の冷却速度は、各々5°C/分以上であること。(3)前記平衡過程における前記アルミニウム薄板の温度は、100〜350°Cであること。(4)前記平衡過程における前記アルミニウム薄板の保持時間は、1分〜10時間であること。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  H01G 9/04 346
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特開昭60-110853
  • 特開平4-082489
  • 特開昭61-079387
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