特許
J-GLOBAL ID:200903036556429782

有機材料の耐熱寿命推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 惣一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-024379
公開番号(公開出願番号):特開平10-253520
出願日: 1997年01月23日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 広い温度領域において耐熱寿命を予測することができるとともに短時間で且つ容易に耐熱寿命の予測ができる有機材料の耐熱寿命推定方法を提供する。【解決手段】 本発明による有機材料の耐熱寿命推定方法は、熱質量測定から活性化エネルギーを求め、この活性化エネルギーと質量減少率との関係を一次関数に近似させる。そして、質量減少率を0に近似した値を実環境における実環境活性化エネルギー推定値とするものである。温度と劣化時間との2次元座標において、被測定材料の温度と劣化時間との関係を求めた任意の点から、かかる実環境活性化エネルギーから求めた値を勾配とした一次関数により実環境温度における劣化寿命を推定するので、実環境及び高温環境下の広い温度範囲において、簡易且つ短時間で有機材料の耐熱寿命を確実に推定することができる。
請求項(抜粋):
有機材料の被測定材料について、昇温速度を変えて温度と質量変化量を測定して、その測定値から複数の熱質量変化曲線を求め、その熱質量変化曲線から求めた質量変化率毎の温度と昇温速度の関係から被測定材料の活性化エネルギーを求める活性化エネルギー算出工程と、任意の質量減少率と活性化エネルギーの関係を、活性化エネルギー値と質量減少率とを座標軸とする2次元座標の一次関数に近似させる一次関数近似工程と、この一次関数近似工程における質量減少率が限りなく0に近い時の活性化エネルギー値を求める実環境活性化エネルギー推定工程と、耐熱試験によりもとめた任意温度における劣化時間を特定し、前記実環境活性化エネルギー推定値から算出した値を勾配として温度と劣化時間とを軸とする2次元座標軸の一次関数を得て、各温度における劣化時間を推定する劣化時間推定工程と、を備えることを特徴とする有機材料の耐熱寿命推定方法。
IPC (2件):
G01N 5/04 ,  G01N 25/00
FI (2件):
G01N 5/04 A ,  G01N 25/00 Z

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