特許
J-GLOBAL ID:200903036589588037

非対称シアニン色素の製造方法及びその色素のメチン鎖用縮合剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-397529
公開番号(公開出願番号):特開2002-194240
出願日: 2000年12月27日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】非対称シアニン色素を高純度で得られる製造方法及びこれを可能にする縮合剤を提供する。【解決手段】p-ニトロアニリン0.5〜1.5モルとムコクロロ酸1モルの反応生成物(A-1)の縮合剤を得て、1-ブチル2,3,3-トリメチル4,5-ベンゾインドレニンヘキサフルオロホスフェート四級塩を基準としてその1gと等モルのインドレニンの四級塩と上記縮合剤1gを反応させ、さらに上記インドレニンの四級塩とは異なるインドレニンの四級塩を反応させる非対称インドレニン系シアニン色素の製造方法。上記のメチン鎖用縮合剤。
請求項(抜粋):
下記一般式〔化1〕で表されるアニリン系化合物を0.5〜1.5モルと下記一般式〔化2〕で表されるムコハロゲン酸を1.0モル反応させてその反応生成物の縮合剤を得る縮合剤生成工程と、基準とする下記〔化3〕の化合物の1gと等モルの下記一般式〔化4〕に属する化合物に対して上記縮合剤を0.5〜1.5gの割合で反応させてその反応生成物である下記一般式〔化5〕で表される化合物のシアニン色素中間体を得るシアニン色素中間体生成工程と、下記一般式〔化6〕で示される化合物と上記シアニン色素中間体とを反応させてその反応生成物である下記一般式〔化7〕の非対称インドレニン系シアニン色素を製造する非対称シアニン色素の製造方法。【化1】(但し、式中、Rは電子吸引性の置換基を表わす。)【化2】(但し、式中、X1 、X2 はハロゲン原子を表わし、同一でも異なってもよい。)【化3】【化4】【化5】【化6】〔但し、R1 、R2 は未置換又は置換のアルキル基、アルケニル基及びアルコキシアルキル基からなる群から選ばれる置換基を表わし、Y1 、Y2 は水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、水酸基、-OCF3 基、-R3 OH基、-R4 COOR5 基、-CH=CH-CN基、-COOR6 基(但し、R3 、R4 は炭素数1〜9のアルキレン基、R5 、R6 は水素原子若しくは炭素数1〜9のアルキル基を表す。)、又はベンゼン環と縮合した置換若しくは未置換のナフタレン環を形成する残基であり、n、mは1〜4の整数であり、(Y1 )n、(Y2 )mの置換基の種類、置換基数及び置換位置が一致するときはR1 、R2 は異なり、(Y1 )n、(Y2 )mの置換基の種類、置換基数及び置換位置の少なくとも1つが異なるときはR1 、R2 は同じでも異なってもよく、Xは上記一般式〔化2〕のX1 を表わし、X3 、X4 はCl- 、Br- 、I- 、ClO4 - 、BF4 - 、PF4 - 、SbF4 - 、PF6 - 、SbF6 - 、CH3 SO4 - 及びCH3 -Ph-SO3 - (Phはフェニル基を表す)からなる群から選ばれる陰イオンを表わし、同一でも異なってもよい。〕【化7】(但し、R1 、R2 、Y1 、Y2 、X3 、X4 、n、mは上記一般式〔化4〕、〔化6〕のものと同じものを表わし、Xは上記一般式〔化2〕のX1 を表わす。)
IPC (2件):
C09B 23/00 ,  C07C251/12
FI (2件):
C09B 23/00 L ,  C07C251/12
Fターム (10件):
4H006AA01 ,  4H006AA03 ,  4H006AB81 ,  4H006AB84 ,  4H056CA01 ,  4H056CC02 ,  4H056CC08 ,  4H056CE03 ,  4H056DD03 ,  4H056FA05

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