特許
J-GLOBAL ID:200903036619543980

低密度の、安定化した傾斜形ハニカムコアを使用して、傾斜面を有する軽量のハニカムコア複合製品を高圧共硬化成形する複合成形装置、および成形方法、ならびにそれによって製造した製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-515192
公開番号(公開出願番号):特表平8-506534
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】全密度が低い、安定化した傾斜形ハニカムコアを使用して、傾斜面を有する軽量のハニカムコア複合製品を高圧共硬化成形するための複合成形装置(10)および成形方法である。全密度が低い、安定化した傾斜形ハニカムコアは安定化されたハニカムコア材料を、その上下の傾斜面に面積重量が軽い塗膜接着剤の層を塗布することにより積層と共硬化のために前準備された傾斜形ハニカムコア内にネットシェープすることによって形成される。ハニカムコア材料は材料の上下の表面に所定の額縁状に塗布された面積重量が軽い塗膜接着剤の層によって、ネットシェーブ動作用に安定化される。複合成形装置は、剛性基体(12)を含む準剛性成形アセンブリと、高圧共硬化成形方法中に、ハニカムコアの傾斜面と、積層された複合プリプレグに亘って対称的な圧力配分するために役立つ内部剛性強化インサート(22)を含む相補形の準剛性鋳型(20)とからなっている。複合プリブレグと傾斜形ハニカムコアとは準剛性成形アセンブリ内で積層され、これは真空バッグに封入され、オートクレーブ内に投入される。真空バッグは真空にされ、積層された成形アセンブリには高圧共硬化のために2段階の圧力、温度サイクルが実施される。オートクレーブは滞留圧に加圧され、次に温度が周囲温度から滞留温度まで上昇され、その後、オートクレーブは積層を硬化するために共硬化期間だけ安定状態に整定される。硬化の完了後、オートクレーブは冷却され、次に複合成形製品を取り出すために除圧される。
請求項(抜粋):
少なくとも一つの傾斜面を有する軽量のハニカムコア複合製品を高圧共硬化成形するための複合成形装置において、 成形面を有する剛性基体と、 成形面と少なくとも一つの内部剛性強化インサートとを有した相補形の準剛性鋳型であって、 前記準剛性鋳型は、強化ツーリング材料と非補強エラストマー材料との組合わせで製造されるとともに、前記少なくとも一つの剛性強化インサートが前記強化ツーリング材料と前記非補強エラストマ一材料との間に挟装され、これにより前記準剛性鋳型は、高圧共硬化成形中にフレキシビリティを示して、前記成形面が製造される軽量のハニカムコア複合製品の形状線外面と適合し、かつこれを形成するように構成されており、 前記複合成形装置は、複合プリプレグと、全密度が低くかつ安定化された傾斜形ハニカムコアとを用いる高圧共硬化成形用に構成されるとともに、前記高圧共硬化成形は少なくとも一つの傾斜面を有する軽量のハニカムコア複合製品を形成するものであり、 さらに、前記少なくとも一つの剛性強化インサートは、高圧共硬化成形中に、全密度が低く、安定化された傾斜形ハニカムコアと、積層された複合プリプレグとの少なくとも一つの傾斜面に亘って対称的に圧力配分がなされるように、製造される軽量のハニカムコア複合製品の少なくとも一つの傾斜面と適合する構造を有したことを特徴とする複合成形装置。
IPC (4件):
B29C 70/06 ,  B29C 43/18 ,  B29D 31/00 ,  B29K105:06

前のページに戻る