特許
J-GLOBAL ID:200903036627215894

ホースクリップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後呂 和男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-126570
公開番号(公開出願番号):特開平10-061855
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ホルダレスタイプのホースクリップにおいて、ホースへの挿脱作業や拡径状態の解除作業をしやすくし、さらに材料取りも有利とする。【解決手段】 締付輪2の一端側のアーチ状の第1摘み片6には、他端の第2摘み片9側に向けて少し斜めに出っ張りつつ側方に延出した係止片11が形成され、その先端が山形に曲げ返されて斜めの案内部12が形成される。第2摘み部9の側縁には、案内部12と同じ角度で傾斜した係合片14が切り起こして形成される。両摘み片6,9を接近させると、係合片14が案内部12の表面を摺接して締付輪2の軸方向に相対変位し、案内部12を越えるとその裏面側に回り込んで係止され、両摘み片6,9がほぼ重なり合った状態で締付輪2が拡径状態に保持される。他方の摘み片9を締付輪2の軸方向に沿って強制的に相対変位させて係止を解除すると、締付輪2が復元弾力により縮径変形する。
請求項(抜粋):
帯状のばね板を円形に回曲することで締付輪が形成されるとともに、その締付輪の一端側には径方向にアーチ状に起立した第1摘み片が、また他端側には前記第1摘み片のアーチ部分を通過したのち径方向に起立して前記第1摘み片と対向可能な第2摘み片がそれぞれ形成され、前記締付輪が自由状態に縮径したときにはホースを締付可能であり、前記両摘み片を互いに接近させることにより前記締付輪が拡径変形可能とされたホースクリップにおいて、いずれか一方の摘み片には、その摘み片の幅内において前記締付輪のほぼ軸方向に延出した係止片が設けられ、その係止片と他方の摘み片の側縁部とが当接可能となっているとともに、その当接部分には、前記他方の摘み片が前記締付輪の軸方向に相対的に変位するのを案内する案内面が形成されており、両摘み片の接近動作に伴い、前記他方の摘み片を前記案内面に沿わせて前記締付輪の軸方向に相対的に変位させたのち、前記係止片の裏面側に回り込ませて係止することにより、両摘み片がほぼ重なり合った状態で前記締付輪を拡径状態に保持する構成としたことを特徴とするホースクリップ。

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