特許
J-GLOBAL ID:200903036648421176

動圧軸受を用いたモーター及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-026507
公開番号(公開出願番号):特開平11-215762
出願日: 1998年01月22日
公開日(公表日): 1999年08月06日
要約:
【要約】【課題】 軸部の長さが短くても十分な回転剛性を確保し、かつシャフトに対するロータの固定強度を十分確保することを目的とする。【解決手段】 シャフト24に設けた径方向外方へ張り出したスラストプレート42を内嵌状態で収容する径方向内方開口の環状のスラスト溝部9を有してなる固定スリーブ体8を、内周面に動圧溝が形成されスラストプレート42の外周面との間でラジアル動圧軸受部を構成する円筒状スリーブ10と、スリーブ10の一端部及び他端部に固着されスラストプレート42の一面及び他面との間で一方及び他方のスラスト動圧軸受部を構成する第1のスラストブッシュ12及び第2のスラストブッシュ14とで構成する。先端部にスラストプレート42が固定されたシャフト24の基部側に、径方向外方に張り出しスリーブ10と第1のスラストブッシュ12との固定個所の径より小径に設定されたフランジ部32を一体に形成し、これにロータ22を固定する。
請求項(抜粋):
ロータの回転中心部に設けたシャフトに径方向外方へ張り出したスラストプレートを有してなる回転部材が、前記スラストプレートを内嵌状態で収容する径方向内方開口の環状のスラスト溝部を有してなる固定スリーブ体に対し、前記スラストプレートと前記固定スリーブ体との間隙に充填された潤滑剤を介し、スラストプレートと固定スリーブ体が相対するスラストプレート外周のラジアル動圧軸受部及びスラストプレートの軸方向両面の一対のスラスト動圧軸受部において、回転自在に支持されてなる動圧軸受を用いたモータであって、前記固定スリーブ体は、内周面に動圧溝が形成され前記スラストプレートの外周面との間でラジアル動圧軸受部を構成する円筒状スリーブと、該スリーブの一端部に固着され前記スラストプレートの一面との間で一方のスラスト動圧軸受部を構成する環状の第1のスラストブッシュと、前記スリーブの他端部に固着され前記スラストプレートの他面との間で他方のスラスト動圧軸受部を構成する第2のスラストブッシュとを備えてなり、先端部に前記スラストプレートが固定されたシャフトの基部側には、径方向外方に張り出したフランジ部が一体に形成され、該フランジ部の外径は前記スリーブと第1のスラストブッシュとの固定個所の径より小径に設定されており、このフランジ部の外周に前記ロータが外嵌固定されている、ことを特徴とする動圧軸受を用いたモータ。
IPC (3件):
H02K 5/167 ,  F16C 17/04 ,  H02K 15/14
FI (3件):
H02K 5/167 B ,  F16C 17/04 A ,  H02K 15/14 A

前のページに戻る