特許
J-GLOBAL ID:200903036667919533

電子制御可能なトルク伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-213485
公開番号(公開出願番号):特開2003-106346
出願日: 2002年07月23日
公開日(公表日): 2003年04月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】軸方向移動を介して係合、係合解除が出来るアクチュエータを備えた、オーバーランニングクラッチ機構を提供すること。【解決手段】クラッチ機構は内外レース間に隙間を形成している外レース12と内レース20を備えている。内外レースの一方は複数のカム面を備えており、内外レースの一方がクラッチの第1端に向かうテーパーを有する。複数の円錐転動体28が、転動体が内外レース間に食い込み、相対回転を防ぐように、カム面に沿って両レース間に設けられている。軸方向に移動可能な保持器36が、転動体を互いに連結し、転動体のそれぞれが内外レース間に食い込むクラッチの第1端に向けて付勢されている。アクチュエータが選択的に保持器を第1端から離れる方向に軸方向に動かし、円錐転動体が内外レース間にもはや食い込まず、相対回転ができるようにする。
請求項(抜粋):
内面を有する外レースと、前記内面と同軸でその間に隙間を形成している外面を有する内レースを備え、前記内レースは前記外レースに対して回動自在に中心軸の回りを回転自在であり、前記内レースの前記外面と前記外レースの前記内面の一方が、円周方向に離れた位置に形成された複数のカム面を有し、前記内レースの外面と前記外レースの内面の一方が、クラッチの第1端に向ってテーパーを有し、複数の円錐転動体が、前記外レースと前記内レース間に設けられ、前記円錐転動体のそれぞれが、前記転動体が前記内外レースの相対回転を防ぐように前記内外レース間に係合し食い込むように、前記カム面の一つに沿って設けられ、前記転動体すべてを互いに連結し、前記転動体を一体として動かす保持器を備え、前記保持器は前記中心軸に沿って前記内レースと前記外レースに対して軸方向に移動可能であり、前記保持器を前記クラッチの一端に向けて付勢する付勢要素を備え、選択的に前記付勢要素の力に打ち勝ち、前記保持器を軸方向に動かして、前記クラッチの選択的係合を可能にするアクチュエータを備えたオーバーランニングクラッチ機構。

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