特許

J-GLOBAL ID：200903036707721790

溶接部硬さの低い高耐食マルテンサイト系ステンレス鋼

発明者： 朝日 均 ,  村木 太郎 ,  為広 博
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 田村 弘明 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-191928
公開番号（公開出願番号）：特開平9-041092
出願日： 1995年07月27日
公開日（公表日）： 1997年02月10日
要約：

【要約】【課題】 溶接熱影響部の硬さが母材相当で、優れた耐CO2 腐食特性を有するマルテンサイト系ステンレス鋼およびその製法を提供する。【解決手段】 wt%で、C≦0.005%、Si≦0.50%、Mn:0.1〜1.0%、P≦0.03%、S≦0.005%、Ni:1.5〜5%、Cr:9〜13%を含有し、更に40C+34N+Ni-1.1Cr≧-10.5を満足する関係があって、更に必要により、Mo:0.5〜2.0%、Ti,Zr,Ca,REMの1種または2種以上を含有して、残部が実質的にFeからなるマルテンサイト組織を呈する溶接部硬さが母材並に低い高耐食マルテンサイト系ステンレス鋼、またはこれに焼戻し、或いは二相域焼戻しを施した鋼である。【効果】 本発明により、従来鋼では到底不可能な溶接熱影響部の特性が優れた耐CO2 腐食特性の良好なマルテンサイト系ステンレス鋼が得られる。

請求項（抜粋）：

合金成分として、重量%でC :0.005%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.1〜1.0%、P :0.03%以下、S :0.005%以下、Cr:9〜13%、Ni:1.5〜5%、Al:0.06%以下、N :0.008%以下を含有し、それらの成分間に式40C+34N+Ni-1.1Cr≧-10.5を満足する関係を有し、且つ、残部が実質的にFeからなるマルテンサイト組織を呈することを特徴とする溶接部硬さの低い高耐食マルテンサイト系ステンレス鋼。

IPC (5件)：

C22C 38/00 302 ,  C21D 6/00 102 ,  C22C 38/40 ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/50

FI (5件)：

C22C 38/00 302 Z ,  C21D 6/00 102 J ,  C22C 38/40 ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/50