特許
J-GLOBAL ID:200903036726277419

両手が使えない人でも一人で食事が取れるようにした 食事補助装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-365506
公開番号(公開出願番号):特開平11-164857
出願日: 1997年12月02日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】両手が使えない人が食事をする際の本人と介護者の負担を軽減し、最初に用意さえしてもらえば、両手が使えない人でも一人で、自分なりのペースでゆつくりと食べたり飲んだりすることができ、喜びと意欲を涌かせることのできる食事補助装置を提供する。【解決手段】分割天板を連結して扇形の天板を形成し、テーブル等に固定して使用者の前に置き、その上に必要個数の、唇で自在に回すことのできる機構を備えた回転皿と飲物入受ばねと一方向のみに屈曲可能な飲物入受支柱を備え、下に傾けることにより自由に飲み物を飲めるようにした飲物入を扇形に配置して取り付け、食物を用意した後、ナプキンを掛着して使用する。
請求項(抜粋):
(イ)扇形の板材の左右両端を下向きに直角に折り曲げ、その両端の一部を切除して脚部とした分割天板の上面の所要の位置に皿受支柱取付穴とテーブル等に固定するための天板固定穴と飲物入受支柱台取付穴を設け、脚部に分割天板接続穴を設け、所要枚数の分割天板をボルトとナット等で接続してその周縁を保護ベルトで被い、扇形の天板を形成する。(ロ)外周縁を補強した薄皿の中心部に設けた隆起部の中心に皿受支柱挿入穴をあけ、外周側壁の底寄りに滑り止め突起を外向きに設けて回転皿とする。(ハ)下端から所要範囲に螺刻部を設けた丸棒上部の所要位置に横から係止片取付穴をあけ、その穴に直交向に上端から下向に所要の深さと幅のスリットを設け、丸棒径と同一径の曲率で上端面の手前側半分の角をおとして丸めて支柱片を形成し、それと同径の丸棒片の一端を半球状に丸め、他端から所要範囲に支柱片のスリットに対応した形状の板状部を形成し、その端の一つの角を半球状端と同一曲率で丸め、全長を二分する中心軸上に板状面に垂直に支柱片取付穴を設けて係止片とする。(ニ)係止片の板状部と支柱片上端の角を丸めた側を同一向に揃え、係止片の板状部を支柱片のスリット部分に挿入してリベット等で軸着して皿受支柱を形成し、支柱片の螺刻部にナットを取り付け、天板に設けた皿受支柱取付穴に差し込み、下から別のナットで締めつけて天板に固定した後、係止片を垂直に立て、そこに皿受ばねを装着し、その上に回転皿を載せ、押し下げながら係止片を水平に倒して上から押えて回動自在に取り付ける。(ホ)耐熱の透明材で、両側面に容量目盛を設けた飲物入本体と、それにしっかりはめ合わせられる構造と小さな通気孔を備えた蓋と、大きな径の飲口と把手を備えた如雨露形の飲物入をつくる。(ヘ)一端の所要範囲に螺刻部を設けた丸棒片の他端面から半径分下がった位置の中心に横から軸穴を設け、そこを軸に棒径の曲率で端面の片側半分の角を丸め、穴と直交向に端面から下向に所要の深さと幅のスリットを設けて雌型支柱片を形成し、一端の所要範囲に螺刻部を設けた別の丸棒片の他端に雌型支柱片の軸穴とスリットに対応した形状の軸穴と板状部を形成し、その端の一つの角を棒径の曲率で丸めて雄型支柱片をつくり、二つの支柱片の角をおとした側を同一向に揃えて板状部をスリットに挿入し、一方向だけに屈曲可能なようにリベット等で軸着して飲物入受支柱を形成する。(ト)飲物入本体の形状に合わせた略円形又は楕円形の底部の中央に設けた下に凸の円形の突出部の中心に飲物入受支柱挿入穴を設け、底部の外周に4枚から6枚の所要の高さの案内壁を設け、対向する一組の案内壁には飲物入を押さえる固定バンドの両端に取り付けた係止金具の受けとなるリベット等の係止突起を設けて飲物入受台を形成する。(チ)上下両端の螺刻部にナットをねじ込み、下端側のナットの下に座金を挿入した飲物入受支柱の下部を支柱取付穴に差し込み、下から別のナットで締めて飲物入受支柱台に固定し、飲物入受支柱台取付穴を利用してこれを天板に取り付け、飲物入受支柱に飲物入受ばねを装着し、上部のナットの上に飲物入受台を載せ、飲物入受支柱の屈曲可能な方向と飲物入の飲口の方向が共に扇形の天板の円弧の中心に向くように方向を合わせた後、上から別のナットを被せて固定する。(リ)所要の形状と大きさの防水材でナプキンをつくり、その先端部と使用者の首に掛ける部分と天板の手前端の下側に取付機構を設け、天板の手前端と使用者の首との間にナプキンを掛着する。以上の構成よりなる、テーブル等に固定できる扇形の天板上に、唇で自在に回せる回転皿と下に傾けることにより自由に飲める飲物入を必要数配置したことを特徴とする両手が使えない人でも一人で食事が取れるようにした食事補助装置。
IPC (2件):
A61G 12/00 ,  A61F 4/00
FI (2件):
A61G 12/00 D ,  A61F 4/00

前のページに戻る