特許
J-GLOBAL ID:200903036772154224

輸送船の液体貨物保温装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大滝 均
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-160757
公開番号(公開出願番号):特開2000-108990
出願日: 1999年06月08日
公開日(公表日): 2000年04月18日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 タンク内の液体貨物を一定範囲の保温温度に均一に維持でき、酸素(O2)濃度の循環制御を容易にする。【解決手段】 内周を防熱材3で囲った保温室2内の舷側低位置で船首方向に向かって配置され、所定間隔で開口する温風噴出口(風量調整ダンパ付き)5a1、・・5a5と、天井中央部付近に船尾方向に向かって配置され、所定間隔で開口し、保温室内に空気を吸い込む吸込口5b1、・・、5b5とを有する温風ダクト5a、5b、5cと、液体貨物タンク4a、4b、・・、4fの外周面底部に配置され、タンク内の液体貨物の温度を検知し、設定温度より低い場合には、温風の温度を調節する熱媒体流量を増加させ、高い場合には、その流量を減少させるように温度コントロール弁12a、12bを調節する温度センサ11a、11b、・・、11fを設けた。
請求項(抜粋):
カプロラクタム等極めて厳密な温度管理下において運搬しなければならない加熱液体貨物の輸送船の加熱液体貨物保温装置において、船内に配置され、運搬される液体貨物を所定の保温状態で維持し、その補強材(骨部)が、その外周面に設けられた外骨式タンクからなる液体貨物タンクと、前記液体貨物タンクが収容され、その内周を防熱材で囲ってなる保温室と、前記船内の所定の船尾位置に配置され、前記保温室との間を熱媒体経路で接続された熱源ボイラと、該熱媒体経路に設けられ、循環ファンを有し、保温室内からの空気を循環させ、循環された空気を所定の温度に加熱する熱交換器と、該所定の温度に加熱された温風の熱媒体流量を調節することによって流入する室内の温度を調節する温度コントロール弁と、前記熱交換器に接続され、前記保温室内を舷側低位置で船首方向に向かって配置され、前記保温室内に所定間隔で開口する風量調整ダンパ付き温風噴出口と、前記保温室の天井中央部付近に船尾方向に向かって配置され、前記保温室に所定間隔で開口し、前記保温室内に空気を吸い込む吸込口とを有する温風ダクトと、前記液体貨物タンクの外周面底部に配置され、タンク内の液体貨物の温度を検知し、所定の設定温度より低い場合には、前記温風ダクトに送風される温風の温度を調節する熱媒体流量を増加させ、所定の設定温度より高い場合には、その流量を減少させるように前記温度コントロール弁を調節する温度センサとからなり、前記液体貨物タンク内の液体貨物を一定範囲の温度に維持することを特徴とする輸送船の液体貨物保温装置。
IPC (2件):
B63B 25/16 ,  B63J 2/08
FI (2件):
B63B 25/16 G ,  B63J 2/08 A

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