特許
J-GLOBAL ID:200903036790466306

鋳造方法及びその方法で使用される中子引き抜き装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 英彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-138818
公開番号(公開出願番号):特開平8-001298
出願日: 1994年06月21日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 製品のトリミング工程で中子の引き抜きを行えるようにすることにより、中子を引き抜くための特別な工程を不要にする。【構成】 本発明に係る鋳造方法は、溶湯がキャビティ内に圧入されてから中子に接する部位が凝固するまでの時間をT1とし、そのT1よりも所定時間長い時間をT2としたときに、前記溶湯にT1時間だけ接している間はその溶湯の高圧に抗してその変形量が前記製品に求められる形状精度以下である強度を維持し、かつ、前記T1時間以上でT2時間以下の間は溶湯の熱により強度が低下して前記製品のアンダーカット部を通り抜けるだけの塑性変形が可能であると同時に一端を引き抜くことにより他端も引き抜くことができる相互結合力を有する樹脂で中子を製造する工程と、溶湯の圧入後、前記T1時間以上T2時間以下のタイミングで、かつ、前記製品を鋳型から取り出してその製品をトリミングする際に前記中子を引き抜く工程とを有している。
請求項(抜粋):
中子が挿入されているキャビティ内に溶湯を高圧で圧入して製品を鋳造する鋳造方法において、溶湯がキャビティ内に圧入されてから中子に接する部位が凝固するまでの時間をT1とし、そのT1よりも所定時間長い時間をT2としたときに、前記溶湯にT1時間だけ接している間はその溶湯の高圧に抗してその変形量が前記製品に求められる形状精度を満足する強度を維持し、かつ、前記T1時間以上でT2時間以下の間は溶湯の熱により強度が低下して塑性変形が可能であると同時に一端を引き抜くことにより他端も引き抜くことができる相互結合力を有する樹脂を選択する工程と、前記工程で選択した前記樹脂で、前記製品に中空部を成形する中子を製造する工程と、溶湯の圧入後、前記T1時間以上T2時間以下のタイミングで、かつ、前記製品を鋳型から取り出してその製品をトリミングする際に前記中子を引き抜く工程と、を有することを特徴とする鋳造方法。
IPC (5件):
B22D 17/22 ,  B21D 28/00 ,  B22C 9/10 ,  B22D 29/00 ,  B22D 31/00

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