特許
J-GLOBAL ID:200903036797213888
結晶成長用装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
深見 久郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-319279
公開番号(公開出願番号):特開平10-158297
出願日: 1996年11月29日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】【課題】 蛋白質等の生体高分子の結晶化を促進できる装置を提供する。【解決手段】 不純物の濃度および/または種類を制御することによって価電子が制御されたシリコン基板10の表面に、複数の溶液貯留部12a、14aおよび18aを形成する。これらの溶液貯留部は流路16aおよび16′aによって連結されている。基板の裏面にも、溶液貯留部20aが設けられており、これは、基板の表面に形成された溶液貯留部18aと貫通孔22aを介してつながっている。溶液貯留部18aおよび/または20aには、溶液に含まれる蛋白質等の結晶化を促進できるよう、不純物の濃度および/または種類が制御された領域が設けられる。溶液貯留部12aおよび14aから結晶成長に必要な液を流路16aおよび16′aを介して溶液貯留部18aに供給し、溶液貯留部18aと20aとの液の連絡を保ちながら、不純物の濃度および/または種類が制御された領域において蛋白質等の結晶を成長させる。
請求項(抜粋):
溶液中に含まれる高分子化合物の結晶を成長させるための装置であって、対向する1対の主表面を有し、かつ前記高分子化合物を含む溶液の環境に応じて前記主表面部分の正孔または電子の濃度を制御できるよう価電子が制御された基板を備え、前記基板は、前記1対の主表面の一方に設けられた、結晶成長のために用いられる溶液を保持するための第1溶液貯留部と、前記1対の主表面の一方に設けられた、前記第1溶液貯留部から溶液を排出させて所定の方向に流すための流路と、前記1対の主表面の一方に設けられた、前記流路より送られる溶液を受入れるための第2溶液貯留部と、前記第2溶液貯留部にある溶液を前記1対の主表面の他方に導くための貫通孔と、前記貫通孔を介して送られる溶液を前記1対の主表面の他方において受入れるための第3溶液貯留部とを備え、少なくとも前記第2溶液貯留部および/または前記第3溶液貯留部において、前記高分子化合物を含む溶液の環境に応じて表面部分の正孔または電子の濃度を制御できるよう価電子が制御されていることを特徴とする、結晶成長用装置。
IPC (9件):
C07K 1/30
, B01D 9/02 601
, B01D 9/02 620
, B01D 9/02 625
, C07B 63/00
, C30B 7/00
, C30B 29/58
, C30B 30/02
, H01L 51/00
FI (9件):
C07K 1/30
, B01D 9/02 601 L
, B01D 9/02 620
, B01D 9/02 625 Z
, C07B 63/00 E
, C30B 7/00
, C30B 29/58
, C30B 30/02
, H01L 29/28
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