特許
J-GLOBAL ID:200903036803620024

負性抵抗回路の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-210983
公開番号(公開出願番号):特開平8-079022
出願日: 1994年09月05日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【構成】負性微分抵抗特性を有する2つの素子または回路1、2(それぞれD1、D2)を直列に接続した回路で、一端に供給される直流バイアス電圧の値として、出力端における出力の値が2値表示で“0”、“1”のいずれも取りうるように、D1、D2それぞれのピーク電圧の和よりも大きな電圧を与え、D1、D2がそれぞれ有する制御電極T1、T2には各々2値表示で“1”または“0”の値をとる制御信号を与え、この制御信号の与え方によって出力が“0”または“1”となるように回路を制御する。【効果】SR-フリップ・フロップを構成する際、従来より少ない素子数と簡単な回路構成で実現できる。
請求項(抜粋):
負性微分抵抗特性を有する2つの素子または回路(D1およびD2)を直列に接続して直列回路を構成し、上記D1およびD2の接続点に出力端子が接続され、さらに上記直列回路の一端がアース端子に接続され、他の一端には直流バイアス電圧が供給される構成の負性抵抗回路の制御方法であって、上記直流バイアス電圧の値として、出力端子における出力の値が、2値表示で“0”あるいは“1”のいずれも取り得る双安定状態(それぞれS1とS2)となるように、D1およびD2それぞれのピーク電圧の和よりも大きな直流バイアス電圧が与えられ、さらに上記D1およびD2は、それぞれ素子電流の値を変調する制御電極T1およびT2を有し、該制御電極T1およびT2には各々2値表示で“1”または“0”の値を取る制御信号が与えられ、この制御信号により、T1に“1”が与えられる場合には、D1のバレー電流値が、T2に“0”が与えられる場合のD2のピーク電流の値より大きくなり、安定点がS1(あるいはS2)のみとなって、出力が“0”(あるいは“1”)となり、また、T2に“1”が与えられる場合には、D2のバレー電流値が、T1に“0”が与えられる場合のD1のピーク電流値よりも大きくなり、安定点がS2(あるいはS1)のみとなって、出力が“1”(あるいは“0”)となるようになされたことを特徴とする負性抵抗回路の制御方法。

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