特許
J-GLOBAL ID:200903036868450746

耐衝撃特性および材質均質性に優れた高強度高加工性熱延鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-149570
公開番号(公開出願番号):特開平11-080891
出願日: 1998年05月29日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】強度-伸びバランス(TS×El)が 26000 MPa・%以上、そのコイル内偏差(ΔTS×ΔEl)が 100 MPa・%以下、動的n値が0.35以上の優れた成形性と耐衝撃特性を兼ね備えるだけでなく、(WH+BH)が 100 MPa以上という加工・焼付硬化性にも優れた高強度高加工性熱延鋼板を得る。【解決手段】C、Si、Mn、Crを特定した鋼スラブを、1000〜1300°Cに加熱し、粗圧延後、最終段の圧延歪速度が 250 s-1以上でかつ圧延終了温度:780 〜980°Cの条件で仕上げ圧延を終了し、ついで 620〜780 °Cまで冷却したのち、1〜10秒間の等温保持処理または冷却速度:20°C/s以下の徐冷処理を施し、ついで 350〜500 °Cまで冷却してから、コイルに巻き取った後、10〜100 °C/hの冷却速度で300 °C以下まで冷却することにより、主相が初析フェライトで、第2相がマルテンサイト、針状フェライトおよび残留オーステナイトからなる鋼組織とする。
請求項(抜粋):
C:0.05〜0.40mass%、 Si:1.0 〜3.0 mass%、Mn:0.6 〜3.0 mass%、 Cr:0.2 〜2.0 mass%を含有し、残部は実質的にFeの組成になり、主相が初析フェライトで、第2相がマルテンサイト、針状フェライトおよび残留オーステナイトからなる鋼組織を有し、しかも強度-伸びバランス(TS×El)が 26000 MPa・%以上でかつそのコイル内偏差(ΔTS×ΔEl)が 100 MPa・%以下を満足することを特徴とする耐衝撃特性および材質均質性に優れた高強度高加工性熱延鋼板。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/38
FI (3件):
C22C 38/00 301 W ,  C21D 9/46 T ,  C22C 38/38

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