特許
J-GLOBAL ID:200903036906985373
分光測色装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-282854
公開番号(公開出願番号):特開平11-101692
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 光源の光強度分布の時間的変動の影響を解消する。【解決手段】 試料3にY軸方向に隣接して光強度補正用基準試料5を載置し、同一の一次元領域b内で両者の像光線を回折格子17によりスリット15の長手方向と直交する方向に波長分散する。これにより、二次元的に微小受光素子が配列された光検出器19上には、試料3の一次元領域像に対応する分光画像と光強度補正用基準試料5の0次元領域像に対応する分光画像とが同時に得られる。後者は光源11の光強度分布を示しているから、光強度補正部23は、このデータを用いて波長毎の光強度の変動が解消されるように試料3の分光画像の各データを補正する。これにより、光源11の光強度の時間的変動の影響がなくなり、正確な反射率を計算することができる。
請求項(抜粋):
試料を分光測定して得た反射率又は透過率を利用して色彩を測定する分光測色装置において、a)複数の微小受光素子を二次元的に配列した光検出手段と、b)該光検出手段の一方の次元方向に一次元領域上の位置情報を投影するとともに他の次元方向に該一次元領域内の各微小領域の分光強度分布を投影する分光手段と、c)光源からの照射光に対して試料にて反射又は透過した光と、該光源からの照射光に対して基準試料にて反射又は透過した光若しくは該光源より照射された光の一部を取り出す光誘導手段を介して得た光とを、それぞれ領域を分離して同時に前記分光手段に与える光導入手段と、d)前記光源の照射光の波長毎の時間的変動を補正するために、前記基準試料からの反射光又は透過光若しくは前記光誘導手段を介した光に対応して前記光検出手段により得られる信号を用いて、前記試料からの反射光又は透過光に対応して前記光検出手段により得られる信号を補正する演算手段と、を備えたことを特徴とする色彩測定装置。
前のページに戻る