特許
J-GLOBAL ID:200903036924103086

ニトロソ化ヘモグロビンおよびその治療上の使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細田 芳徳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-512108
公開番号(公開出願番号):特表平11-512436
出願日: 1996年09月13日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】S-ニトロソチオール(RNSO)は、ヘムを不活性化することなく、ヘモグロビン(Hb)のβ93システイン残基にNO基を供与しうる。HbのS-ニトロシル化は、酸素およびヘムの酸化状態のアロステリックコントロール下にある。S-ニトロソヘモグロビン(SNO-Hb)からのNO基放出は、細胞内の低分子量のチオールによってさらに促進され、RNSOを生成し、RNSOは赤血球から輸送されて血圧および血小板活性化を制御することができる。SNO-Hbは、HbのS-ニトロソチオールとの反応によって生成され得る。この方法は、ヘムの酸化を回避する。チオール基のみに特異的ではなく、Hbをより多くニトロソ化する他の方法を用いてもよく、該方法は、該方法の生成物または中間生成物としてポリニトロソ化メトHbを製造してもよい。様々な型のSNO-Hbおよびそれらの組み合わせ(オキシ、デオキシ、メト;特に、S-ニトロシル、または様々な程度のニトロソ化もしくはニトロ化)は、酸素化し、フリーラジカルを捕捉し、組織にNO+基を放出することが望ましい動物またはヒトに投与され得る。また、チオールおよび/またはNO供与剤を投与して、NO+基の転移を充進することができる。SNO-Hbまたは他のニトロソ化型もしくはニトロ型のHbによって治療する状態の具体例としては、虚血損傷、高血圧、アンギナ、再灌流損傷および炎症、ならびに血栓症によって特徴付けられる障害があげられる。
請求項(抜粋):
低分子量のニトロソ化剤を哺乳類に投与する工程を含む、哺乳類の細胞へのNOの送達方法。
IPC (11件):
A61K 45/00 ,  A61K 31/00 607 ,  A61K 31/00 ,  A61K 31/00 609 ,  A61K 31/00 611 ,  A61K 31/00 633 ,  A61K 31/00 639 ,  A61K 31/10 ,  A61K 35/14 ,  A61K 38/16 ,  C07K 14/805
FI (11件):
A61K 45/00 ,  A61K 31/00 607 C ,  A61K 31/00 607 A ,  A61K 31/00 609 F ,  A61K 31/00 611 ,  A61K 31/00 633 F ,  A61K 31/00 639 C ,  A61K 31/10 ,  A61K 35/14 Z ,  C07K 14/805 ,  A61K 37/14

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