特許
J-GLOBAL ID:200903036939301992

無配線論理演算回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-201763
公開番号(公開出願番号):特開平8-064803
出願日: 1994年08月26日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【目的】 一電子トンネル現象を用いた論理回路の信頼性、安定性及び集積度を向上させるため、通常行われるトランジスタ間の配線を不要とした、論理演算回路を提供する。【構成】 素子配置の所定の頂点に対し、頂点と球状をなす伝導性物質の中心が一致するように、伝導性物質を配置する。二つの伝導性物質が、最近接に配置された場合、これら二つの伝導性物質は一電子トンネル現象により結合しており、その他の配置の場合、トンネル現象による伝導性物質間の結合はない。この一電子トンネルによる結合により、配線を施さなくても、信号つまり一つの電子は伝導性物質間を伝搬できる。更に、一電子トンネル現象による結合は、伝導物質の配置の仕方により制限できるため、その配置を変化させることにより一電子の伝搬を制御できる。
請求項(抜粋):
所定の入力に対して論理演算を行う論理演算回路において、素子配置を行う二次元平面あるいは三次元平面をランダムあるいは正規格子で分割し、それぞれの格子点に対し、円柱状あるいは球に近い多面体をなす伝導性物質の中心が一致するように伝導性物質を配置し、伝導性物質内での一電子過剰状態を論理の”1”に、過剰電子の無い状態を論理の”0”に対応させ、所定の信号入力用の伝導性物質に導入された電子が、信号出力用の伝導性物質に到達できる場合を論理演算の”1”、到達できない場合を論理演算の”0”に対応させ、論理演算を行うことを特徴とする無配線論理演算回路。
IPC (2件):
H01L 29/66 ,  H01L 29/06

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