特許
J-GLOBAL ID:200903036980986640

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-070191
公開番号(公開出願番号):特開平10-268031
出願日: 1997年03月24日
公開日(公表日): 1998年10月09日
要約:
【要約】【課題】 空対地目標捜索レーダ装置において、自機が目標に対して接近していても、1目標に対しては、1つの探知情報しか出力しないレーダ装置を得る。【解決手段】 自機が目標に対して接近するため、目標信号の振幅は観測時間間隔で変動するが、慣性センサ7から出力される速度データをもとに、レーダ制御器8からタイミング発生器9に対して、A/Dサンプリングタイミングを送信パルス幅よりも狭い単位でずらす設定を行うことにより、A/D変換器6での振幅の損失を少なくし、自機の接近による目標の振幅変動を抑えることができる。
請求項(抜粋):
航空機に搭載されるパルス方式のレーダ装置において、特定方向の空間にパルス状の送信波を放射し、目標からの反射波を受信するアンテナと、上記アンテナにより形成されるビームの指向方向を制御するビーム制御器と、パルス状の送信信号を発生する送信機と、上記アンテナへ上記送信機からの送信信号を供給し、また、上記アンテナで受信された受信信号を受信機へ供給するサーキュレータと、受信信号を増幅・検波し、ビデオ信号として出力する受信機と、上記受信機から出力されるビデオ信号をディジタルビデオ信号へ変換するA/D変換器と、自機速度を検出する慣性センサと、上記慣性センサから出力される速度データより、レンジゲート発生器に対しレンジゲート信号を送信パルス幅単位でずらす設定を行い、タイミング発生器に対しA/Dサンプリングタイミングを送信パルス幅よりも狭い単位でずらす設定を行い、上記ビーム制御器に対してビーム指向方向をアジマス方向に一定速度で変化させるように設定を行うレーダ制御器と、上記レーダ制御器からの設定により、上記A/D変換器のためのA/Dサンプリングタイミングを送信パルス幅よりも狭い単位でずらして発生するタイミング発生器と、特定のレンジ範囲を抽出するためのレンジゲート信号を、上記レーダ制御器からの設定により送信パルス幅単位でずらしながら発生するレンジゲート発生器と、上記A/D変換器から出力されるディジタルビデオ信号より、上記レンジゲート発生器から出力されるレンジゲート信号の範囲内を抽出し、振幅検出を行い、目標探知に必要なパルス数分積分した振幅データとして出力するゲート範囲抽出器と、上記ゲート範囲抽出器から出力される振幅データに対して、レンジ方向に目標検出を行い、目標振幅データとして出力するレンジ方向目標検出器と、上記レンジ方向目標検出器から出力される目標振幅データを、複数のアンテナビーム方位角に対応して保存しておくバッファメモリと、上記バッファメモリからアジマス方向に目標振幅データを読み出し、注目アジマスビンが、前後のアジマスビンの振幅と比較してピークの場合に目標を検出し、目標のレンジ・方位を目標探知情報として出力するアジマス方向ピーク検出器と、上記ゲート範囲抽出器から出力される振幅データを輝度データに変換する振幅輝度変換器と、上記アジマス方向ピーク検出器から出力される目標探知情報および上記振幅輝度変換器から出力される輝度データを表示する表示器を備えたことを特徴とするレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 7/292 ,  G01S 7/32
FI (2件):
G01S 7/292 A ,  G01S 7/32 E

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