特許
J-GLOBAL ID:200903036995119226

スクロール式圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-183308
公開番号(公開出願番号):特開平6-026471
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】本発明は、固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持することを前提とし、熱膨張差を軸方向とともに径方向においても吸収緩和できるようにして、各部品における異常応力の発生を阻止し、コンプライアンス機能を確実に発揮でき、信頼性の向上を図ったスクロール式圧縮機を提供する。【構成】通常運転状態で、固定スクロール翼12に背圧をかけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間aの異常昇圧時に、固定スクロール翼12の軸方向への移動を許容して旋回スクロール翼11とのクリアランスを広げさせ圧縮空間のガスを逃がす背圧案内手段14と、支持フレーム2もしくは別体のガイドリング27と固定スクロール翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自在であり、かつ径方向に、互いの熱膨張差を吸収して固定スクロール翼の軸方向への移動に支障のないように掛合するキー部28およびキー溝部26とからなる支持手段13を備えた。
請求項(抜粋):
固定スクロール翼の渦巻状の翼部と、旋回スクロール翼の渦巻状の翼部とを噛合させ、これら翼部と各スクロール翼の鏡板部とで圧縮空間を形成し、旋回スクロール翼を旋回運動させて、圧縮空間に被圧縮ガスを吸込み、圧縮して吐出するスクロール式圧縮機において、上記固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持する支持手段を有し、この固定スクロール翼の背面側にガス圧を作用させ、通常運転状態では、固定スクロール翼に背圧をかけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間の異常昇圧時には、固定スクロール翼の軸方向への移動を許容して旋回スクロール翼とのクリアランスを広げさせ、圧縮空間のガスを逃がす背圧案内手段を有し、上記支持手段は、旋回スクロール翼を旋回自在に支持する支持フレームもしくは支持フレームとは別体に備えられるリング体と、固定スクロール翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自在であり、かつ径方向に、互いの熱膨張差を吸収する掛止突部および掛合凹部とからなることを特徴とするスクロール式圧縮機。
IPC (3件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02 ,  F04C 29/00

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