特許
J-GLOBAL ID:200903036995603934

ラジアル配向した磁気異方性樹脂結合型磁石及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-351585
公開番号(公開出願番号):特開平11-186027
出願日: 1997年12月19日
公開日(公表日): 1999年07月09日
要約:
【要約】【課題】ラジアル配向した磁気異方性樹脂結合型磁石について、高配向及び高密度を維持することにより高い磁気特性を維持しつつ、高さアップを図る。【解決手段】異方性磁石粉末と熱硬化性樹脂とからなるコンパウンドを配向磁場装置を具備する予備成形装置の予備成形型内で加熱して、熱硬化性樹脂を溶融状態とするとともに放射状の配向磁場を作用させて異方性磁石粉末をラジアル配向させながら圧縮成形することにより、複数の配向予備成形体1を同時に成形する(配向工程)。得られた各配向予備成形体1を予備成形装置から本成形装置の本成形型内にそれぞれ移送して積層する(移送工程)。その後の本成形工程では、本成形型内で半溶融半硬化状態の各配向予備成形体1を加熱するとともに圧縮成形することにより、熱硬化性樹脂を硬化状態とするとともに各配向予備成形体1を圧密化しつつ一体化して所定形状の磁気異方性樹脂結合型磁石2とする。
請求項(抜粋):
異方性磁石粉末と熱硬化性樹脂とからなるコンパウンドを放射状の配向磁場中で該異方性磁石粉末をラジアル配向させながら圧縮成形して得られるラジアル配向した磁気異方性樹脂結合型磁石であって、内径:d、外径:D、高さ:hとしたとき、 FR 値=2Dh/d2 ...(1)上記(1)で示されるラジアルファクター値(FR 値)が1.0を越えるリング形状を有し、磁石の密度:ρM 、異方性磁石粉末の密度:ρP 、熱硬化性樹脂の密度:ρR、磁石の体積:VM 、異方性磁石粉末の体積:VP 、熱硬化性樹脂の体積:VRとしたとき、 相対密度=ρM /(ρP ・VP /VM R ・VR /VM ) ...(2)上記(2)式で示される相対密度が90%以上で、Br:残留磁束密度、Is:飽和磁化としたとき、 配向度=Br/4πIs ...(3)上記(3)式で示される異方性磁石粉末の配向度が80%以上であることを特徴とするラジアル配向した磁気異方性樹脂結合型磁石。
IPC (4件):
H01F 7/02 ,  H01F 41/02 ,  H01F 1/053 ,  H02K 15/03
FI (4件):
H01F 7/02 A ,  H01F 41/02 G ,  H02K 15/03 C ,  H01F 1/04 H

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