特許
J-GLOBAL ID:200903037002323474
電気的粉末
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
三好 秀和
, 三好 保男
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-517135
公開番号(公開出願番号):特表2004-505685
出願日: 2001年07月27日
公開日(公表日): 2004年02月26日
要約:
医療用電気的粉末を調製するための方法及びプロセスが開示される。この電気的粉末は、乾燥粉末吸入装置における機能を果たすための静電的な帯電及び投与に適した電気的粉末を形成すべく、化学的及び生物学的物質を調製することによりもたらされる。本方法及びプロセスによりもたらされる電気的粉末は、その含量のうちの50%かそれ以上のオーダーが0.5-5μmの範囲の粒径を有していることで代表される微細粒子フラクションを伴う活性粉末物質または医療用乾燥粉末調合物を形成し、そして、この電気的粉末は、帯電後における質量当たりの絶対比電荷が0.1×10-6C/gから25×10-6C/gのオーダーの静電特性をもたらし、また、電荷減衰速度定数Q50は>0.1秒を呈し、そのタップ密度は0.9g/ml未満であって、水分活性aWは0.5未満である。このプロセッシングにおける上述の活性物質は、一般的には、薬理学的に活性な化学的または生物学的な物質であり、例えば、単独で選択されるか、あるいは、その医療用乾燥粉末物質または医療用乾燥粉末調合物の静電特性を改善するための化合物である1種類もしくはそれ以上の賦形剤と共に混合またはブレンドされたポリペプチドまたは何らかの他の相当する物質である。更に、この電気的粉末は、上述の活性物質をカプセル化することによってその粉末の静電特性が主に賦形剤に由来するような仕方で微粉化粉末を賦形剤でコーティングすることにより、マイクロカプセル剤として形成することもできる。
請求項(抜粋):
乾燥粉末吸入装置からの経口的な吸入により気道内へ投与されるべく意図された粉末の、電場を利用して投与する技術と協同してコロナ、誘導、または摩擦-電気による帯電のいずれかを用いる投与薬の製造に適した、微細に分割された粉末を構成する電気的粉末を調製するための方法であって、当該方法が:
先ず、吸入療法に適した粒径を有し、場合によっては1種類もしくはそれ以上の薬剤学的な賦形剤を含む、1種類の薬理学的に活性な物質、もしくは、複数の種類のそのような物質の混合物からなる、静電的に帯電可能な粉末を提供するステップ;
適切な静電特性を与える組成及び製造プロセスを選択すべく、その薬剤学的調合物を分析して、それの静電的な質を決定するステップ;
選定された調合法及び製造機器により、上記分析結果に従って調合物を調製するステップ;
その後、上記調製された調合物が、乾燥粉末吸入装置からの経口的な吸入により気道内へ投与されるべく意図された投与薬の製造に適した、静電的に帯電可能な微細に分割された電気的粉末の基本的な要件を満たしていることを確認するため、該調製された調合物を分析するステップ;
これにより、もし、該調合物が前記基本的要件を満たしていないことが判明した場合には、適切な新たな調合物に対する別の組成及び/又は製造プロセスを見出すべく、上記プロセスを繰り返すステップ;
を含むことを特徴とする、電気的粉末の調製方法。
IPC (8件):
A61J3/02
, A61K9/14
, A61K31/135
, A61K31/465
, A61K38/11
, A61K47/26
, A61K47/34
, A61K47/38
FI (8件):
A61J3/02 Z
, A61K9/14
, A61K31/135
, A61K31/465
, A61K47/26
, A61K47/34
, A61K47/38
, A61K37/34
Fターム (20件):
4C076AA30
, 4C076BB01
, 4C076DD67
, 4C076EE06
, 4C076EE32
, 4C076FF63
, 4C076FF68
, 4C076GG02
, 4C084DB29
, 4C084ZC04
, 4C086BC20
, 4C086MA05
, 4C086MA52
, 4C086NA05
, 4C086ZC39
, 4C206FA11
, 4C206MA05
, 4C206MA72
, 4C206NA05
, 4C206ZA59
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