特許
J-GLOBAL ID:200903037008734000

無水酢酸及び酢酸の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-067989
公開番号(公開出願番号):特開平7-324055
出願日: 1995年03月27日
公開日(公表日): 1995年12月12日
要約:
【要約】【目的】 一連の設備工程でもって、メタノール及び酢酸メチル並びに場合によりジメチルエーテルと一酸化炭素の反応により、効率的に無水酢酸及び酢酸を製造する。【構成】 メタノール及び酢酸メチル並びに場合によりジメチルエーテルと一酸化炭素を反応させることによって無水酢酸及び酢酸を製造する方法において、主にヨウ化メチル、酢酸メチル、ジメチルエーテルからなる低沸点成分の分離を2つ以上の蒸留帯域でもって行い、又、気液分離帯域からの飛沫同伴触媒を反応帯域及び/又は気液分離帯域に戻すことによって、更には、気液分離帯域及び前記蒸留帯域を5バール以下の加圧下に制御することによって、効率的に一連の製造設備で無水酢酸及び酢酸を製造する。【効果】 設備費や、分離に要するエネルギーコストの低減をはかりながら、低沸点成分の回収能力をアップさせ、さらに飛沫同伴触媒を回収し、効率的に無水酢酸及び酢酸を一連の製造設備でもって製造することができる。
請求項(抜粋):
メタノール及び酢酸メチル並びに場合によりジメチルエーテルと一酸化炭素を反応させることによって無水酢酸及び酢酸を製造する方法において、イ)メタノール及び酢酸メチル並びに場合によりジメチルエーテルを触媒の存在下に、一酸化炭素又は一酸化炭素と水素からなる混合物と反応帯域中で150〜250°Cの温度及び5〜120バールの圧力で反応させ、ロ)反応帯域から去るカルボニル化混合物を気液分離帯域で5バール以下の加圧下に放圧し、揮発性成分の主量を蒸発させて、第一の蒸留帯域に供給し、気液分離帯域で蒸発しなかった触媒溶液を反応帯域に戻し、ハ)第一の蒸留帯域において、低沸点成分を塔頂部より得て反応帯域に戻し、飛沫同伴などにより混入した触媒を一部含有する高沸点成分を塔底部より得て、反応帯域及び/又は気液分離帯域に戻し、主に無水酢酸、酢酸を含有する中沸点成分をサイドカットにより得て、ニ)第一の蒸留帯域でサイドカットにより得られた、主に無水酢酸、酢酸を含有する中沸点成分を、さらに第二の蒸留帯域に供給し、ホ)第二の蒸留帯域において、更に、残存低沸点成分を塔頂部より得て反応帯域に戻し、ヘ)主に無水酢酸と酢酸とからなる成分をサイドカット、あるいは塔底部より得て、更に第三の蒸留帯域に供給し、又は、飛沫同伴などにより触媒を一部含有する高沸点成分を塔底部より得て、反応帯域及び/又は気液分離帯域に戻し、主に無水酢酸と酢酸とからなる成分をサイドカットにより得て、更に第三の蒸留帯域に供給し、ト)第三の蒸留帯域において、塔頂部より酢酸を得て、サイドカット、あるいは塔底部より無水酢酸を得ることからなる無水酢酸及び酢酸の製造法。
IPC (7件):
C07C 53/08 ,  B01J 23/46 311 ,  B01J 23/755 ,  C07C 51/12 ,  C07C 51/54 ,  C07C 53/12 ,  C07B 61/00 300

前のページに戻る