特許
J-GLOBAL ID:200903037030884201

燃料電池スタックの診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-177075
公開番号(公開出願番号):特開平9-027336
出願日: 1995年07月13日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】【課題】 特殊な装置を必要とせずに、燃料電池スタックのクロスリークの発生を確実に検知可能な燃料電池スタックの診断方法を提供する。【解決手段】 燃料電池の燃料極1aに一定の濃度の水素を含む水素含有ガスを供給すると共に、酸化剤極1bに一定の濃度の酸素を含む酸素含有ガスを供給する。酸素含有ガスの供給量の経時的変化と、これに伴って燃料電池スタック2において発生する電圧の経時的変化との対応関係を記録する。酸素含有ガスの供給量の変化に伴うスタック2の発生電圧の変化が急激な場合に、スタック2において水素の漏洩が発生していることを検知する。酸素含有ガスの供給量とスタック2において発生する電圧との経時的変化の対応関係から、スタック2における水素漏洩量を算出する。水素漏洩量が、スタック2の正常時における水素漏洩量以上である場合に、クロスリークの発生を特定する。
請求項(抜粋):
燃料極と酸化剤極との間に電解質層を挟んで形成された単電池と、前記単電池が互いに電気的に直列に接続されるように複数積層されたスタックと、各単電池における燃料極に燃料ガスを供給する燃料ガスマニホールドと、各単電池における酸化剤極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガスマニホールドとを備えた燃料電池を診断対象とし、前記燃料極に一定の濃度の水素を含む水素含有ガスを供給すると共に、前記酸化剤極に一定の濃度の酸素を含む酸素含有ガスを供給し、前記酸素含有ガスの供給量の経時的変化と、これに伴って前記スタックにおいて発生する電圧の経時的変化との対応関係を記録し、前記酸素含有ガスの供給量の変化に伴う前記スタックの発生電圧の変化が急激な場合に、前記スタックにおいて水素の漏洩が発生していることを検知し、前記酸素含有ガスの供給量と前記スタックにおいて発生する電圧との経時的変化の対応関係から、前記スタックにおける水素漏洩量を算出し、当該水素漏洩量が、前記スタックの正常時における水素漏洩量以上である場合に、クロスリークの発生を特定することを特徴とする燃料電池スタックの診断方法。

前のページに戻る