特許
J-GLOBAL ID:200903037057827927

熱安定性良好なポリイミド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 最上 正太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-051145
公開番号(公開出願番号):特開平8-231715
出願日: 1987年10月23日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【課題】 熱安定性の良好な、成形加工性の優れたポリイミドを提供することである。【解決手段】 式(I)【化1】のジアミンと式(II)【化2】のテトラカルボン酸二無水物とを式(III)【化3】のジカルボン酸無水物の存在のもとに、かつテトラカルボン酸二無水物の量をジアミン1モル当り0.9乃至1.0モル比、ジカルボン酸無水物の量をジアミン1モル当り0.001乃至1.0モル比で用いて反応させて得られる式(IV)【化4】の繰り返し単位を有する熱安定性の良好なポリイミド。【効果】 機械的性質、熱的性質、電機的性質、耐溶剤性に優れ、しかも耐熱性である上に熱的に長時間安定で、成形加工性に優れたポリイミドである。
請求項(抜粋):
ジアミンとテトラカルボン酸二無水物とを反応させ、得られたポリアミド酸を熱的または化学的にイミド化するポリイミドであって、(イ)ジアミンが下記式(I)【化1】(式中、Xは直結、炭素数1乃至10の二価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプロピリデン基、カルボニル基、チオ基またはスルホニル基から成る群より選ばれた基を表わし、Y1 、Y2 、Y3 およびY4 は夫々独立に水素、低級アルキル基、低級アルコキシ基、塩素または臭素からなる群より選ばれた基を表わす。)で表わされるジアミンであり、(ロ)テトラカルボン酸二無水物が下記式(II)【化2】(式中、Rは炭素数2以上の脂肪族基、環式脂肪族基、単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接または架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族基から成る群より選ばれた4価の基を表わす。)で表わされるテトラカルボン酸二無水物であり、(ハ)さらに反応が下記式(III)【化3】(式中、Zは単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接または架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族基から成る群より選ばれた2価の基を表わす。)で表わされるジカルボン酸無水物の存在のもとに行われ、(ニ)テトラカルボン酸二無水物の量はジアミン1モル当り0.9乃至1.0ル比であり、かつジカルボン酸無水物の量はジアミン1モル当り0.001乃至1.0モル比である下記式(IV)【化4】(式中、X、Y1 、Y2 、Y3 、Y4 およびRは前記に同じ。)で表わされる繰り返し単位を基本骨格として有する熱安定性の良好なポリイミド。
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開昭62-086021
  • 特開昭59-168030
  • 特開昭58-180530
全件表示

前のページに戻る