特許
J-GLOBAL ID:200903037089131398

減衰力可変ショックアブソーバ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤谷 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-273652
公開番号(公開出願番号):特開平6-092126
出願日: 1992年09月16日
公開日(公表日): 1994年04月05日
要約:
【要約】【目的】 車両の上下振動に対する制振とロール又はピッチの抑制を両立させて乗り心地を向上すること。【構成】 制御バルブ60には縮み側専用孔66と伸び側専用孔67とが形成されており、制御バルブ60の回動により制御バルブ60内の副流路50と縮み側専用流路56、伸び側専用流路57を選択的に連通又は遮断することができる。本制御装置は、車体の運動に対し制振作用を行う減衰力の大きさをロール又はピッチ速度の大きさから求められる補正量に基づいて変更される。これにより、あたかも左右輪又は前後輪におけるロールなどでバネ上の上下方向速度の差が小さくなるように減衰力の大きさが設定される。従って、本発明の減衰力可変ショックアブソーバ制御装置は、スカイフックダンパに近い特性を実現しつつ、ロール又はピッチ運動を抑制できるため車両の乗り心地を向上できる。
請求項(抜粋):
車両の各輪に伸び側と縮み側とで減衰力が別々に可変なショックアブソーバを有し、前記各輪に対するバネ上の上下方向加速度を検出する加速度センサを有し、該加速度センサからの信号に基づいてバネ上の上下方向速度を算出し、そのバネ上の上下方向速度に応じて前記ショックアブソーバの減衰力を変更する減衰力可変ショックアブソーバ制御装置であって、前記各輪のうち左右前輪及び左右後輪の前記バネ上の上下方向速度の差に基づく前記車両の左右方向の回転運動であるロール(ローリング)速度からそのバネ上の上下方向速度に対する補正量を算出するロール補正量算出手段と、前記ロール補正量算出手段により算出された補正量に応じて前記各輪のうち左右前輪及び左右後輪における左右の前記バネ上の上下方向速度の積が正の場合、バネ上の上下方向速度の絶対値の大きい方に対しては、伸び側又は縮み側で減衰力の大きい方をより大きくし、バネ上の上下方向速度の絶対値の小さい方に対しては、伸び側又は縮み側で減衰力の大きい方をより小さくし、又、前記各輪のうち左右前輪及び左右後輪における左右の前記バネ上の上下方向速度の積が負の場合、左右輪共に、伸び側又は縮み側で減衰力の大きい方をより大きくするロール減衰力設定手段と、前記ロール減衰力設定手段により設定された減衰力に変更する減衰力変更手段とを備えたことを特徴とする減衰力可変ショックアブソーバ制御装置。
IPC (2件):
B60G 17/015 ,  F16F 9/50

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