特許
J-GLOBAL ID:200903037126585000

蛍光配列の読み取り

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 稲葉 良幸 ,  田中 克郎 ,  大賀 眞司
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-502064
公開番号(公開出願番号):特表2006-515065
出願日: 2003年08月18日
公開日(公表日): 2006年05月18日
要約:
臨床設定中の蛍光配列(103)の読み取りは、配列の暗視野照明を用いて構成した読み取り器(110)と、蛍光配列寸法(Do)と同級の大きさの撮像寸法(Di)、好ましくは縮減された画像を用いたソリッドステートセンサ配列(146)上への配列画像の写像とを用いて可能となる。高輝度照明を用い、その非一様性は配列の撮像期間中に検出される配列自体の輝度較正特徴(164)を用いた正規化により補償する。好ましくは交通信号灯に用いるような高輝度発光ダイオード(122,132,402,404)を配列の励起に用い、好ましくはこの励起は固体内部反射均質化器(130)を介して配列に導入する。中程度の被写界深度収集及び撮像光学系が、0.30〜0.60の範囲、好ましくは0.4〜0.55の範囲のNAでもって実質的な集光を可能にする。得られる比較的大きな被写界深度は一部の好都合なケースでは、撮像対象スポットを越えて進行しがちで或いはノイズ蛍光を生成しかねない光を吸収することで補償され、例えば基板(302)、好ましくは配列が横たわる極薄基板とより肉厚のガラス又は他の剛性支持体(306)との間に介挿した不透明金属酸化物被覆(304)により吸収を生ずる。臨床目的に合わせ、配列は蛋白質に適した1000スポット未満からなり、一例では、500スポット未満の配列とする。比較的大きなスポット寸法を用い、例えば少なくとも80又は100ミクロン台の直径、或いは好ましくはそれを上回り、150又は300ミクロンのスポットを用いる。ソリッドステート検出器上の少なくとも50画素に対するこの種のスポットの解像度によって適切なビニングと高精度成果に通ずる他の操作が可能になる。癌診断等の分析及び診断の新規方法は、疾患、例えば卵巣癌に関連するマーカ群の検出に読み取り器を用いる。
請求項(抜粋):
平坦な基板(302)上にある特徴の二次元配列(103)を読み取る臨床目的に適し、前記特徴は感光マーカを担持し、該マーカが励起時に発光可能である、配列読み取り器(110)であって、 前記基板上に二次元配列で分布する複数の感光マーカを同時に励起する照明システム(120)と、 前記基板上の前記特徴からの発光に対する視野を有する画像収集記録システム(140)と、を備え、 前記照明システム(120)は、前記基板の前記平面に対して約20°乃至50°の間の角度(θ)で配設した照明路(P)に沿って、励起波長の光で二次元配列(103)を覆い尽くすよう配置した光源を備え、 前記画像収集記録システム(140)は、前記配列を担持する前記基板(102)の平面に実質的に直角の画像取得軸(141)を有し、感光素子のソリッドステート配列(図4の203)、例えば、電荷結合素子(CCD)或いはCMOS配列を用いており、前記画像収集記録システムは、前記配列の大きさDoと同級の、例えば、約25%までの拡大或いは75%までの縮減した大きさ(Dc)のソリッドステート配列に特徴配列の画像を適用するよう構成し配置している二次元センサ(146)を有しており、前記画像収集記録システム(140)は、臨床精度を持ちかつ前記配列の転移を伴なうことなく前記励起された二次元配列から前記蛍光画像の記録を可能にする中程度の開口数NAを有する、配列読み取り器。
IPC (4件):
G01N 21/64 ,  G01N 33/53 ,  G01N 33/574 ,  G01N 37/00
FI (6件):
G01N21/64 F ,  G01N21/64 E ,  G01N33/53 D ,  G01N33/53 M ,  G01N33/574 A ,  G01N37/00 102
Fターム (21件):
2G043AA03 ,  2G043BA16 ,  2G043CA03 ,  2G043DA01 ,  2G043EA01 ,  2G043FA01 ,  2G043FA02 ,  2G043FA06 ,  2G043FA07 ,  2G043GA02 ,  2G043GB03 ,  2G043HA01 ,  2G043HA02 ,  2G043HA05 ,  2G043HA09 ,  2G043JA02 ,  2G043JA03 ,  2G043KA02 ,  2G043KA05 ,  2G043LA03 ,  2G043NA13

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