特許
J-GLOBAL ID:200903037129823530

摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 正悟
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-194801
公開番号(公開出願番号):特開平6-017843
出願日: 1992年06月29日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 構成の簡単な摩擦部材の摩耗に対する調整機構を備えた摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータを得る。【構成】 回転駆動軸52と、これを駆動する電動モータ51と、回転駆動軸の回転運動を軸方向運動に変換する運動変換機構60と、運動変換機構60を摩擦クラッチに連結するレリーズフォーク7とを有する。運動変換機構60は、回転駆動軸52上に螺合して取り付けられた第1スライダー62と、この第1スライダー上に螺合して取り付けられた第2スライダー65とから構成され、レリーズフォーク7の一端が、ダイヤフラムスプリングの反力を受けて第2スライダー65に軸方向に押し付けられて第2スライダー65と連結されている。第1スライダー62は軸方向移動ストロークのエンドにおいてストッパ67に当接し、回転軸と一体に回転する。
請求項(抜粋):
係合スプリングの係合力を受けて摩擦係合される摩擦クラッチにおいて、前記係合スプリングの係合力を調整して前記摩擦クラッチの係脱作動を制御するアクチュエータであって、ハウジングに回転自在に支持された回転駆動軸と、この回転駆動軸の回転駆動制御を行う駆動制御手段と、前記回転駆動軸の回転運動を軸方向運動に変換する運動変換手段と、この運動変換手段と前記摩擦クラッチとを連結する連結手段とからなり、この連結手段を介して前記運動変換手段により変換された前記軸方向運動を前記摩擦クラッチに伝達して前記係合スプリングの係合力を解放させるようになった摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータにおいて、前記運動変換手段が、前記回転駆動軸上に螺合して取り付けられ前記回転駆動軸に対する相対回転に応じて軸方向に移動されるようになった第1スライダーと、この第1スライダー上に螺合して取り付けられ前記第1スライダーに対する相対回転に応じて前記第1スライダーに対して軸方向に相対移動されるようになった第2スライダーとからなり、前記連結手段の一端が、前記係合スプリング力の反力を受けて前記第2スライダーに軸方向に押し付けられて前記第2スライダーと連結されており、前記連結手段の一端から加わる前記係合スプリング力の反力を受けたとき、前記回転駆動軸と前記第1スライダーとの相対回転に対して作用する第1摩擦抵抗トルクTf1と、前記第1スライダーと前記第2スライダーとの相対回転に対して作用する第2摩擦抵抗トルクTf2と、前記第2スライダーの回転に対して前記連結手段の一端との摩擦により作用する第3摩擦抵抗トルクTf3とがTf1<Tf2<Tf3となるように構成されており、前記第1スライダーは前記回転軸の回転に伴う軸方向移動ストロークのエンドにおいて前記回転軸上に設けられたストッパに当接し、前記回転軸と一体に回転するように構成されていることを特徴とする摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータ。

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