特許
J-GLOBAL ID:200903037141510092

アルミニウム駆動軸

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯野 道造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-096247
公開番号(公開出願番号):特開平7-303968
出願日: 1994年05月10日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】 熱処理型のAI-Si-Mg系合金によってつくられる第1駆動軸部品(ヨーク)と第2駆動軸部品(軸本体)を相互溶接して得られる車両用アルミニウム駆動軸であって、安定的に溶接ビード部における溶接割れのない駆動軸、特に、全体剛性を高めた駆動軸を提供する。【構成】 第1駆動軸部品2をCu,Si及びMnの量を高めたAI-Si-Mg系の高強度の鍛造用合金で形成すると共に、第2駆動軸部品3をAI-Si-Mg系合金に酸化アルミニウム粒子を分散させた粒子分散複合合金で形成し、AI-Mg系合金溶接棒でイナートガスアーク溶接するに際し、溶接ビード部4のCu含有量を0.35%以下になるように制御して割れの原因となる晶出物の生成を抑制し、また、TiとBを含有させた溶接棒を用いて溶接ビード部4の結晶粒を微細化させることにより、割れを安定的に防止した駆動軸とする。
請求項(抜粋):
Cuを含むAl-Si-Mg系第1駆動軸部品と第2駆動軸部品を、Al-Mg系合金による溶接棒を用いてイナートガスアーク溶接により接合してつくったアルミウニム駆動軸であって、下記式により算出された溶接ビード部のCu含有量が0.35重量%以下であることを特徴とするアルミニウム駆動軸。溶接ビード部のCu含有量(重量%)=(a×A+b×B+c×C)/(a+b+c)但し、aは溶接ビード部断面における余盛部と開先隙間の断面積の合計、bは第1駆動軸部品の溶け込み部の断面積、cは第2駆動軸部品の溶け込み部の断面積、Aは溶接棒のCu含有率(重量%)、Bは第1駆動軸部品のCu含有率(重量%)、Cは第2駆動軸部品のCu含有率(重量%)である。
IPC (5件):
B23K 9/23 ,  B23K 9/028 ,  B23K 35/28 ,  C22C 21/08 ,  F16C 3/02

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