特許
J-GLOBAL ID:200903037162173916

電着塗膜の膜厚算出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-129528
公開番号(公開出願番号):特開2002-327294
出願日: 2001年04月26日
公開日(公表日): 2002年11月15日
要約:
【要約】【課題】本発明は、被塗装物に置き換えた解析モデルを用いて、高い精度で、被塗装物の各部に電着した塗膜の膜厚を算出可能とした電着塗膜の膜厚算出方法を提供する。【解決手段】本発明の膜厚算出方法は、シミュレーション手法により、電着塗装を行う環境の有限要素モデルを作成し、電着塗装させたときに相当する電解槽7内の電場の変化をシミュレーションし、このときの被塗装物10の有限要素モデルにおける各部の電流分布を求め、この電流分布にしたがい被塗装物10の有限要素毎に該被塗装物10の表面を流れるに相当する電気量を求めて累積し、累積した電気量が、OHマイナスもしくはHプラスがある一定濃度になるのに相当する析出開始電気量を超えるときと、以下のときとで、それぞれ違う電着塗膜に合った適切な式で算出するようにした。
請求項(抜粋):
シミュレーション手法により、電着塗料液で満たされた電解槽、前記電着塗料液に浸されて前記電解槽内に配置されたアノードとカソード、該カソードに導通して液中に浸された被塗装物に相当する形状の有限要素モデルのデータを作成する第1ステップと、前記アノードと前記カソードとの間に通電して電着塗装させたときに相当する電解槽内の電場の変化をシミュレーションする第2ステップと、このときの前記被塗装物の有限要素モデルにおける各部の表面を流れる電流の電流分布を求める第3ステップと、前記電流分布にしたがい前記被塗装物の有限要素毎に該被塗装物の表面を流れるに相当する電気量を求めて累積する第4ステップと、前記累積した電気量が、OHマイナスもしくはHプラスがある一定濃度になるのに相当する析出開始電気量を超えるか否かを判定する第5ステップと、前記累積電気量が前記析出開始電気量を超えるときは、決定された各パラメータにしたがい、【数1】により、前記被塗装物の表面に電着する塗膜の厚みを算出する第6ステップと、前記累積した電気量が、前記析出開始電気量以下のときは、同じく決定された各パラメータにしたがい、【数2】により、前記被塗装物の表面に電着する塗膜の厚みを算出する第7ステップとを具備してなることを特徴とする電着塗膜の膜厚算出方法。
引用文献:
審査官引用 (8件)
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