特許
J-GLOBAL ID:200903037194727263

潮位の変動に対応した海水交換型防波堤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 忠男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-133036
公開番号(公開出願番号):特開2000-319840
出願日: 1999年05月13日
公開日(公表日): 2000年11月21日
要約:
【要約】【課題】 広範囲に潮位が変動する海域においても港内外の海水交換が有効になされる潮位の変動に対応した海水交換型の防波堤1を提供する。【解決手段】下部に導水孔5を有する直立堤2と、前記直立堤2より外洋側に設けられ直立堤2にその始端、終端を有する平面コ字状の潜堤3を設け、前記潜堤3と前記直立堤2とにより囲まれた遊水部4を形成する。前記潜堤3の天端6に凹部7を設け、その凹部内に浮体構造物8を収容する。遊水部4と直立堤2の内側の静穏化水域とに形成される水位差により上記導水孔5を介して港内外の海水を交換させる。浮体構造物8は、潮位の変動に追従して上下動し浮体構造物8の天端9が常に水面付近にある。そのため、潮位の変動にかかわらず潜堤の砕波作用が促進され、水位差を良好に保つことができて海水交換が効果的になされる。
請求項(抜粋):
海面上に延びその内側を静穏化水域にする直立堤と、前記直立堤の下部に形成され、前記直立堤の外洋側と前記静穏化水域との間を連通する導水孔と、前記直立堤より外洋側に設けられ、直立堤にその始端、終端を有する潜堤と、前記直立堤と前記潜堤とで囲まれる領域で構成される遊水部と、前記潜堤の天端部分に設けられた凹部と、前記凹部内に配設された浮体構造物を有し、前記浮体構造物を有する潜堤により水位が上昇された前記遊水部と前記直立堤の内側の静穏化水域の間の水位差で前記導水孔を介して海水が交換されることを特徴とする潮位の変動に対応した海水交換型防波堤。
Fターム (1件):
2D018BA11
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-136312
  • 浮消波堤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-255205   出願人:日立造船株式会社
引用文献:
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