特許
J-GLOBAL ID:200903037199586811

汚水圧送管路への空気注入量の決定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-324210
公開番号(公開出願番号):特開平8-177117
出願日: 1994年12月27日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】 圧送管路における汚水の性状に応じて必要最小限の量の空気の注入を行えるようにする。【構成】 汚水中に浮遊する微生物による酸素消費速度Rr(mg/リットル/hr)をそのときの水質指標とともに求めるとともに、管内面に付着した微生物による酸素消費速度Re(mg/m2/hr)をそのときの水質指標とともに求めることで、水質指標に対応する酸素消費速度R(mg/リットル/hr)を決定する。そして、この酸素消費速度Rにより求められる管路全体での酸素消費量を補うための空気注入量Qa(Nm3/min) を求める。
請求項(抜粋):
(a)汚水圧送管路における第1の地点で汚水を採取して、そのときの汚水の溶存酸素濃度DO1 (mg/リットル) を測定するとともに、その溶存酸素濃度の時間的な変化を測定することで汚水中に浮遊する微生物による酸素消費速度Rr(mg/リットル/hr)をそのときの水質指標とともに求め、(b)上記採取を行った第1の地点の汚水が下流側の第2の地点に到達した時点でこの第2の地点の汚水を採取し、その溶存酸素濃度DO2 (mg/リットル) と、第1の地点から第2の地点へ汚水が到達するまでの時間T(hr)とを測定して、次の(1)式によって第1の地点と第2の地点との間の酸素消費速度R(mg/リットル/hr)を求め、【数1】(c)圧送管の内径をD(m) として、次の(2)式によって、管内面に付着した微生物による酸素消費速度Re(mg/m2/hr)をそのときの水質指標とともに求め、【数2】(d)上記(a)〜(c)の手順によって、汚水中に浮遊する微生物による酸素消費速度Rrと水質指標との関係を求めるとともに、管内面に付着した微生物による酸素消費速度Reと水質指標との関係を求めて、上記(2)式により、水質指標に対応する酸素消費速度Rを決定し、(e)この酸素消費速度Rにより求められる管路全体での酸素消費量を補うための空気注入量Qa(Nm3/min) を、管路延長をL(m) として、次の(3)式によって求め、【数3】ることを特徴とする汚水圧送管路への空気注入量の決定方法。

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