特許
J-GLOBAL ID:200903037231942820

酸素濃縮装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-156685
公開番号(公開出願番号):特開平11-192410
出願日: 1998年05月20日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】 バルブの制御機構が極めて簡略化されて安価に構成でき、かつ組立て作業も容易な酸素濃縮装置を提供する。【解決手段】 酸素濃縮装置50では、モード切替バルブ機構1〜6による酸素濃化モードと脱着ガス排出モードとの切替えを、従来のような電磁バルブ群とシーケンス制御回路とによる電気的な制御機構ではなく、モータ等の回転駆動部の駆動力を機械的にバルブ開閉の駆動力に変換する駆動変換伝達機構17を用い、かつそのモード切替えのタイミングを回転位相角調整により行うようにしたから、煩雑な配線や高価な制御回路等は一切不要となり、ひいてはバルブの制御機構が極めて簡略化されて装置を安価に構成できる。また、故障も少なくメンテナンスも容易である。さらに、配線部が生じないので組立て作業も簡単である。
請求項(抜粋):
酸素と酸素以外の不純ガス成分とを含んだ原料ガスを吸着媒体と接触させ、その不純ガス成分を前記吸着媒体に吸着させて除去することにより酸素を濃縮して、酸素濃化ガスを製造する酸素濃縮装置であって、それぞれ前記吸着媒体を収容する複数の吸着媒体収容部と、前記吸着媒体収容部内に原料ガスを所定の圧力で供給する原料ガス供給部と、前記吸着媒体収容部からの酸素濃化ガスを取り出す酸素濃化ガス取出し部と、前記原料ガスの供給を遮断した状態で前記吸着媒体収容部内を該原料ガスの供給圧力よりも低圧とすることにより、前記吸着媒体に吸着された前記不純ガス成分を脱着させ、その脱着ガスを該吸着媒体収容部から排出させる脱着ガス排出手段と、各吸着媒体収容部毎に設けられ、それぞれ前記原料ガス供給部及び前記酸素濃化ガス取出し部と前記脱着ガス排出手段とのいずれかを選択的に接続することにより、対応する吸着媒体収容部に対する前記原料ガスの供給及び前記酸素濃化ガスの回収を行う酸素濃化モードと、同じく前記脱着ガスの排出を行う脱着ガス排出モードとを切り替えるモード切替バルブ機構と、回転駆動部により駆動される回転軸と、その回転軸の回転駆動力をバルブ開閉の駆動力に機械的に変換して、対応するモード切替バルブ機構に伝達する個別の駆動変換伝達機構とを備えたバルブ駆動手段とを備え、前記複数の吸着媒体収容部は2以上のグループに組分けされ、各前記駆動変換伝達機構は、前記回転軸の回転に伴い、対応する吸着媒体収容部において前記酸素濃化モードと前記脱着ガス排出モードとが所定の周期で交替するように前記モード切替バルブ機構を駆動するとともに、そのモード切替タイミングを与える回転位相角が、前記吸着媒体収容部のグループ間で互いに異なるものとなるように設定されていることを特徴とする酸素濃縮装置。
IPC (3件):
B01D 53/04 ,  A61M 16/10 ,  C01B 13/02
FI (3件):
B01D 53/04 B ,  A61M 16/10 B ,  C01B 13/02 A
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭64-022319
  • ガス分離装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-232757   出願人:三菱重工業株式会社

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