特許
J-GLOBAL ID:200903037254688882

生物学的廃水処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-283463
公開番号(公開出願番号):特開平9-122674
出願日: 1995年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】スクリーンを用いないで担体を処理槽から流出しないようにすることのできる生物学的廃水処理装置を提供する。【解決手段】硝化槽14に流入した廃水は、処理ゾーン28で担体12と接触して処理され、処理された処理水は潜り堰26を潜って担体分離ゾーン30に流入し、担体分離ゾーン30を上昇してトラフ24から越流する。この処理水に同伴して処理ゾーン28から担体分離ゾーン30に流れ込んだ担体12は、潜り堰の下方に傾斜ガイド板を設けて、曝気装置による処理ゾーンでの上昇水流が担体分離ゾーンの処理水の上昇速度に影響しないようにし、且つ担体分離ゾーン30を上昇する処理水の上昇速度よりも担体12の沈降速度が大きくなるように設定されているので、担体12はトラフ24から排出されることなく沈降分離される。
請求項(抜粋):
微生物が付着又は包括固定化された多数の担体を有する処理槽内に廃水を流入し、前記処理槽内に配置された曝気装置から前記処理槽内に曝気して前記担体を浮遊させると共に処理槽内を好気性状態にして前記廃水を生物学的に処理し、処理した処理水を前記処理槽に設けられた排出部から排出する生物学的廃水処理装置に於いて、前記処理槽内に設けられ、前記処理槽内を前記曝気装置が設けられた処理ゾーンと前記排出部が設けられた担体分離ゾーンとに区画し、前記処理ゾーンで処理した処理水が担体分離ゾーンに潜り込み担体分離ゾーンを上昇して前記排出部に至る流路を形成する潜り堰と、前記潜り堰の下方に前記曝気装置のエアにより発生する上昇水流の水流方向を前記処理ゾーン側にガイドするように傾斜して設けられ、その下端位置に担体分離ゾーンから処理ゾーンへの開口が形成された傾斜ガイド板とを備え、前記担体分離ゾーンを上昇する前記処理水の上昇速度が前記担体の沈降速度よりも小さくなるように前記排出部から排出する排出量と担体の比重との関係を設定することにより、前記処理水に同伴して前記処理ゾーンから前記担体分離ゾーンに流れ込んだ担体を担体分離ゾーンで沈降分離させて前記開口を介して処理ゾーンに戻すことを特徴とする生物学的廃水処理装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭61-268396

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