特許
J-GLOBAL ID:200903037272109180

熱可塑性樹脂組成物及び樹脂成形品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-149585
公開番号(公開出願番号):特開平7-003108
出願日: 1993年06月21日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【目的】 耐衝撃性、耐熱性などの熱可塑性樹脂の特性を保持しつつ、優れた帯電防止性を発揮できる熱可塑性樹脂組成物及び樹脂成形品を提供する。【構成】 熱可塑性樹脂組成物は、帯電性を有する熱可塑性樹脂(1)と、多相構造グラフト共重合体(2)と、界面活性剤(3)とよりなっている。この多相構造グラフト共重合体はα-オレフィン系重合体又は共重合体とビニル系重合体又は共重合体とからなり、一方のセグメントが他方のセグメント中に粒子径0.001〜10μmの分散相を形成している。界面活性剤(3)は下記一般式化1及び化2から選ばれる1種又は2種以上の化合物である。その上、熱可塑性樹脂(1)/多相構造グラフト共重合体(2)の溶融粘度比は0.05以上である。また、この熱可塑性樹脂組成物を射出成形法などで成形することにより、家電製品の本体などの樹脂成形品が得られる。【化1】但し、R1 COは炭素数8〜22の脂肪族アシル基、a≧0、b≧0でa+bは2〜30である。【化2】但し、R2 は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基、a≧0、b≧0でa+bは2〜30である。
請求項(抜粋):
(1)帯電性を有する熱可塑性樹脂と、(2)α-オレフィン系重合体又は共重合体のセグメント及びビニル系重合体又は共重合体のセグメントからなり、一方のセグメントが他方のセグメント中に微細な粒子として分散相を形成している多相構造グラフト共重合体と、(3)下記一般式化1及び化2で示される界面活性剤よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤とからなり、前記成分(2)に対する成分(1)の溶融粘度比が0.05以上である熱可塑性樹脂組成物。【化1】但し、R1 COは炭素数8〜22の脂肪族アシル基、a≧0、b≧0でa+bは2〜30である。【化2】但し、R2 は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基、a≧0、b≧0でa+bは2〜30である。
IPC (3件):
C08L 51/06 LLD ,  C08K 5/17 ,  C08K 5/20

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