特許
J-GLOBAL ID:200903037294717591
摩擦ローラ式変速機
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-119553
公開番号(公開出願番号):特開平10-311398
出願日: 1997年05月09日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 両方向回転で伝達効率を確保した状態で使用でき、しかも動力の逆流を防止できる構造を実現する。【解決手段】 3個の中間ローラ12a、12b、12cのうち、2個の中間ローラ12a、12bを、動力伝達に伴って環状空間10の幅の狭い部分に変位するウェッジローラとして機能自在とする。本来の入力側から出力側に向けての通常の動力伝達時、ウェッジローラとして機能しない何れかの中間ローラ12a又は12bを、ばね14の弾力に抗して、上記環状空間10の幅の広い部分に変位させる。
請求項(抜粋):
第一の回転軸と、この第一の回転軸の端部にこの第一の回転軸と同心に固定され、外周面を第一の円筒面とした中心ローラと、内周面を第二の円筒面として上記中心ローラの周囲に、この中心ローラに対する相対回転を自在に設けた外輪と、この外輪と同心で一端部をこの外輪に結合固定した第二の回転軸と、上記第一の円筒面と上記第二の円筒面との間の環状空間内に、上記第一の回転軸と平行に配置された3本以上の枢軸と、これら各枢軸により回転自在に支持され、それぞれの外周面を第三の円筒面とした3個以上の中間ローラとを備え、上記第一の回転軸の中心と上記第二の回転軸及び外輪の中心とを偏心させる事により、上記環状空間の幅寸法を円周方向に亙って不同にし、上記3個以上の中間ローラのうちの2個の中間ローラを、それぞれ上記環状空間の円周方向に亙る若干の変位自在に支持してウェッジローラとすると共に、これらウェッジローラとなる2個の中間ローラを上記環状空間の幅の狭い部分に向け、円周方向に関して互いに逆方向に弾性的に押圧する押圧手段を設けた摩擦ローラ式変速機に於いて、上記2個のウェッジローラとなる2個の中間ローラのうちの一方を上記押圧手段の弾性的押圧力に抗して上記環状空間の幅の広い部分に向け押圧する選択的押圧手段を設け、この選択的押圧手段により、上記2個のウェッジローラとなる2個の中間ローラのうちの一方の中間ローラを上記環状空間の幅の広い部分に向け押圧自在とする事を特徴とする摩擦ローラ式変速機。
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