特許
J-GLOBAL ID:200903037296519142

電気機械変換素子を使用した駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 貞重 和生 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-061697
公開番号(公開出願番号):特開平10-248277
出願日: 1997年03月03日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 負荷の変動に応じて摩擦結合部の摩擦力を調整し、常に高い駆動効率で駆動することができる電気機械変換素子を使用した駆動装置を提供する。【解決手段】 圧電素子の伸縮変位で往復振動する駆動軸にスライダブロツクを摩擦結合させた駆動装置において、負荷の変動に応じて摩擦力を調整する。このとき、スライダブロツクと駆動軸との間の摩擦力を周期的に変化させる(P1)。速度変動の振幅と規定レベルを比較し(P2)、規定レベルを越えていない場合は処理を終了する。規定レベルを越えている場合は、駆動速度の変動の位相と摩擦力の変動の位相のずれを判定する(P3)。位相ずれが0°の場合は平均摩擦力を大きく調整し(P4)、位相ずれが180°の場合は平均摩擦力を小さく調整する(P5)。これにより、負荷の変動に応じて摩擦力を調整するとき駆動速度の変動の振幅を小さくでき、高い駆動効率で駆動することができる。
請求項(抜粋):
電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子に固着結合され、該電気機械変換素子と共に変位する駆動部材と、前記駆動部材に摩擦結合した被駆動部材と、前記電気機械変換素子に伸縮変位を与える駆動パルス発生手段と、駆動制御手段を備え、前記駆動パルス発生手段により電気機械変換素子に伸縮変位を発生させることにより駆動部材を駆動し、該駆動部材に摩擦結合した被駆動部材を所定方向に移動させる電気機械変換素子を使用した駆動装置において、予め設定された所定の時間おきに前記駆動部材と被駆動部材との間の摩擦力の大きさを変化させる可変摩擦力発生手段と、前記設定された所定の時間に同期して被駆動部材の移動速度の変動を検出する移動速度検出手段と、前記設定された所定の時間に同期して前記移動速度の変動幅を所定の移動速度の変動幅と比較し、その結果に基づいて前記可変摩擦力発生手段により発生される摩擦力の大きさを調整する摩擦力制御手段と、を備えることを特徴とする電気機械変換素子を使用した駆動装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 駆動装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-240339   出願人:ミノルタ株式会社

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