特許
J-GLOBAL ID:200903037301463355
連結シリカ球状粒子からなる三次元網状構造体と樹脂とによる相互貫入型複合体およびその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
工業技術院大阪工業技術研究所長
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177534
公開番号(公開出願番号):特開平8-012346
出願日: 1994年07月05日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】シリカ含有量が高いにも拘わらず、ガラス転移点以上の温度においても剛性が急激に低下せず、且つ高温での安定性に優れた新規なシリカ-樹脂系複合体を提供する。【構成】1.下記の構造的特性と力学的特性とを備えたシリカ球状粒子からなる三次元網状構造体と樹脂とによる相互貫入型複合体:(1)三次元的に相互に結合した直径6〜30μmシリカ球状粒子からなる;(2)シリカ球状粒子は表面に半径5〜10nmの細孔を有し、その比表面積は300〜400m2/gである;(3)シリカ粒子相互間の結合部はくびれており、結合部の断面積は粒子の最大断面積の1/2〜1/4の範囲にある;(4)シリカ粒子表面のほとんどの部分が水溶性高分子により覆われている;(5)網状構造体の内部には連通する空孔部が形成されており、網状構造体における空孔率は40〜60%の範囲にある;(6)シリカ含有率は60〜80重量%の範囲にある。
請求項(抜粋):
下記の構造的特性と力学的特性とを備えたシリカ球状粒子からなる三次元網状構造体とこの網状三次元構造体内部の空孔部内に存在する樹脂とによる相互貫入型複合体:(1)三次元的に相互に結合した直径6〜30μmシリカ球状粒子からなっている;(2)シリカ球状粒子は表面に半径5〜10nmの細孔を有し、その比表面積は300〜400m2/gである;(3)シリカ粒子相互間の結合部はくびれており、結合部の断面積は粒子の最大断面積の1/2〜1/4の範囲にある;(4)シリカ粒子表面のほとんどの部分が水溶性高分子により覆われている;(5)網状構造体の内部には連通する空孔部が形成されており、網状構造体における空孔率は40〜60%の範囲にある;(6)シリカ含有率は60〜80重量%の範囲にある;(7)空気中600°Cで5時間或いは800°Cで3時間保持しても、網目構造自体は変化しない;(8)構造体は機械的加工が可能であり、ガラス転移点以下の温度では1.5〜2.0GPaの弾性率を有し、ガラス転移点と300°Cとの間の温度では0.18〜0.25GPaの弾性率を有する。
IPC (4件):
C03B 8/02
, C08G 77/04 NUB
, C08K 7/22 KCL
, C08L 83/00 LRN
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