特許
J-GLOBAL ID:200903037351528920

車両の衝突安全装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 利根川 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-275239
公開番号(公開出願番号):特開平10-100823
出願日: 1996年09月27日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 車両の衝突時におけるドライバの特に膝の保護を図り、かつ膝とブレーキマスタシリンダ等の車両の固形部との干渉を防止して安全性の向上を図る車両の衝突安全装置を提供する。【解決手段】 インストルメントパネルに装着されるメータクラスタパネル28の左側舌状部30および右側舌状部31には着脱式,固定式の衝突エネルギ吸収体1a,1が装備される。衝突エネルギ吸収体1(1a)の衝撃受面体2(2a)はドライバ側に突出する最突出面10(10a)が空間部29側に形成され、最突出面から下り傾斜する傾斜面12,13,14,15(12a,13a,14a,15a)が形成されるため、衝突時には膝が外側にずらされる。そのため、膝と固形部とが位置ずれし両者は干渉しない。
請求項(抜粋):
レインフォースにより支持されるインストルメントパネルに設けられるメータクラスタパネルのステアリングカウル等の通過する空間部を挟む両端部のクラッチマスタシリンダ又はブレーキマスタシリンダと相対向する位置の双方又はいずれか一方側に装備されドライバの膝等を保護する衝突安全装置であって、該衝突安全装置は、前記メータクラスタパネルと連なり、一体的及び/又は着脱可能に装着される衝突エネルギ吸収体からなり、該衝突エネルギ吸収体は、前記膝等と相対向する側に衝撃受面を形成し内部に空洞を有する衝撃受面体と、該衝撃受面体の前記空洞内に収納される芯部材とからなり、前記衝撃受面体の衝撃受面は、前記空間部側にドライバ側に向かって最も突出する最突出面を形成し、該最突出面から上下左右方向に滑らかな下り傾斜面を形成するものからなり、前記芯部材は前記クラッチマスタシリンダ又はブレーキマスタシリンダと相対向する側に配置される基板と、該基板から前記衝撃受面の裏面に向かって伸延して立脚形成されその伸延端が前記裏面に当接又は近接する複数個の柱部と、隣接する前記柱部間に一体的に架設されるリブとからなり、前記柱部およびリブが高剛性に形成されることを特徴とする車両の衝突安全装置。

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