特許
J-GLOBAL ID:200903037371050287

鉄道車両用支障物検知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-285138
公開番号(公開出願番号):特開平5-116626
出願日: 1991年10月30日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】 制動距離以遠における支障物の検出及び支障物までの距離の計測を可能とし、高い安全性を得ると共にシステムの複雑化を防止する。【構成】 走行する鉄道車両の前方を撮影する赤外線カメラ11及び進路上に存在する支障物までの距離を計測するレーザ測距センサ19を設置する。赤外線カメラ11の撮影画像をA/D変換器12によりディジタルデータに変換して画像メモリ13に記憶する。また、走行する車両の現在位置を検出するキロ程センサ15及び予め路線データを記憶させた路線データメモリ16を設ける。上記メモリ16に記憶された路線データ及びキロ程センサ15からの位置検出信号に基づいて画像メモリ13に記憶された画像内に支障物があるかどうかを演算装置14により判定し、この判定結果及び上記レーザ測距センサ19により計測した支障物までの距離を出力装置17に出力して運転者に報知する。
請求項(抜粋):
走行する鉄道車両の前方を撮影するように設置された画像入力装置と、この画像入力装置により撮影された画像を記憶する画像メモリと、上記走行する車両の現在位置を検出する位置検出手段と、上記画像入力装置で撮影された画像内でレールがどの様に見えるかを上記位置検出手段で検出される車両位置に対応した路線データとして予め記憶しておく路線データメモリと、このメモリに記憶された路線データ及び上記位置検出手段からの位置検出信号に基づいて上記画像メモリに記憶された画像内に支障物があるかどうかを判定する判定手段と、車両の振動を検知する振動角検知手段と、支障物までの距離を計測する測距手段と、上記画像入力装置で得られた画面内での支障物の位置及び上記振動角検知手段で得られる振動角度から支障物の方向を計算する演算手段と、この演算手段で得られた方向情報に基づいて上記測距手段の測距方向を制御駆動する測距方向制御手段と、上記判定手段により判定した支障物の有無及び上記測距手段で計測した支障物までの距離を運転者に知らせる報知手段とを具備したことを特徴とする鉄道車両用支障物検知装置。
IPC (2件):
B61D 37/00 ,  G01S 17/88

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