特許
J-GLOBAL ID:200903037396637258

共有資源利用ネットワーク装置および共有資源占有権獲得方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 富雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-202696
公開番号(公開出願番号):特開平7-036838
出願日: 1993年07月22日
公開日(公表日): 1995年02月07日
要約:
【要約】【目的】 通信線路1でリング状に結ばれている複数システム3A〜3Fの各システムが、共有資源2を使用する占有権を獲得する際、優先度の低い占有権要求コマンドでも、不当に長時間待たされることなく占有権が獲得できるようにすること。【構成】 システム3Aが占有権を得たい場合、占有権要求部4Aが優先度を付与した占有権要求コマンドを発行する。優先度は、動作しようとする応用プログラムに応じて予め決めてある。占有権要求コマンドを受信した他のシステムは、占有権を得たいとする応用プログラムが自己内にあれば、優先度を比較し、自己の方が低ければ受信した占有権要求コマンドを次へ送る。自己の方が高ければそれをキューにつないで、自己の占有権要求コマンドを次へ送る。キューにつながれた占有権要求コマンドは、つながれた時間に応じて優先度が高められ、送り出される。そのため、その先では次のシステムに送られ易くなる。
請求項(抜粋):
共有資源にアクセスする複数のシステムが通信線路を通じてリング状に接続されてなる共有資源利用ネットワーク装置において、各システムの構成を、前記共有資源を利用しようとする場合に、利用を希望する応用プログラムに応じて予め定められている優先度を付与した占有権要求コマンドを発行する占有権要求部と、他システムから発行された占有権要求コマンドを受信した時、占有権を欲している自己システム内の応用プログラムの優先度と受信した占有権要求コマンドの優先度とを比較する優先度比較部と受信した占有権要求コマンドの優先度の方が高い場合には受信した占有権要求コマンドを次のシステムへ送り、逆の場合には受信した占有権要求コマンドをキューにつなぎ、自己システムの占有権要求コマンドを次のシステムへ送るコマンド回覧部と、自己システムが発行した占有権要求コマンドが戻って来たとき、占有権獲得の処理を行うと共に、自己システムのキューにつながれている占有権要求コマンドの優先度をつながれている時間に応じて高くする占有権獲得部と、を具える構成としたことを特徴とする共有資源利用ネットワーク装置。

前のページに戻る