特許

J-GLOBAL ID：200903037426204041

輪郭補正装置

発明者： 守田 空悟
出願人/特許権者： 京セラ株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-043088
公開番号（公開出願番号）：特開平9-238274
出願日： 1996年02月29日
公開日（公表日）： 1997年09月09日
要約：

【要約】【課題】 本発明は平滑化処理などによりボケた画像に対して、画像の質感などを損なわず効果的に輪郭を補正する輪郭補正装置を提供する。【解決手段】 画像の局所的な勾配を測度する測度手段、前記勾配値より輪郭箇所を判定する輪郭点判定手段、前記勾配値より画素の位置変換表を作成する位置変換表作成手段、前記判定および前記位置変換表に従い、輪郭箇所であると判定された場合に前記位置変換表に基づき処理を施す位置変換手段より構成されているので、オーバーシュート、アンダーシュートを生じることなく、効果的に輪郭を補正することが可能となる。

請求項（抜粋）：

画像の輪郭を強調する輪郭補正装置において、入力映像信号の注目画素および該注目画素の周辺画素の画素値にもとづいて注目画素における画素値の勾配値を求める勾配値測定手段と、前記勾配値測定手段により求められた前記勾配値にもとづいて前記注目画素が輪郭箇所であるか否かを判定する輪郭点判定手段と、前記勾配値にもとづいて輪郭を補正するための位置変換情報を作成するための位置変換表作成手段と、前記位置変換表作成手段により作成する変換表と、前記輪郭点判定手段および前記変換表による判定にもとづいて輪郭箇所と判定されたときには画像上の画素位置における新たな画素値を与える位置変換手段とから構成され、輪郭点となる画素を基準に前記画素と前記画素の周辺画素の位置を変化させることにより画像の輪郭を強調することを特徴とする輪郭補正装置。