特許
J-GLOBAL ID:200903037555953727

メタンハイドレート堆積層からの主にメタンガスの生産方法、及び模擬ハイドレート堆積層モデルを用いる主にメタンガスの生産特性を測定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池浦 敏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-289857
公開番号(公開出願番号):特開2005-060957
出願日: 2003年08月08日
公開日(公表日): 2005年03月10日
要約:
【課題】 海底下のメタンハイドレート堆積層からメタンを主成分とするガスを効率よく回収(生産)する方法を提供する。【解決手段】 一対又は複数の水平坑井をメタンハイドレート堆積層内に掘削し、ペアになった2本の水平坑井において熱水あるいは水蒸気を循環させて両坑井間のハイドレートを分解させて流動性を有する熱水チャンバー領域を形成し、これに熱水を圧入しメタンハイドレートを分解してメタンガスを発生させ、このメタンガスは海上又は陸上施設へ流送され、熱水はポンプで圧入圧が与えられかつヒーターで再加熱されてメタンハイドレート堆積層或いは熱水チャンバー領域に再び圧入される。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
海上施設からほぼ垂直に掘削した坑井から海底下に賦存しているメタンハイドレート堆積層中に屈曲させて掘進させるか、あるいは海底下堆積層に掘削された坑井からサイドトラック掘進した2本又は複数本の水平坑井をほぼ同一の50m〜900mの水平方向長さの範囲で、ペアになった2本のうちの一本の水平坑井をメタンハイドレート堆積層上部に、他方の水平坑井を垂直方向距離3m〜10mで下部のメタンハイドレート層下部に平行に設置し、次に、初期的にメタンハイドレート堆積層中に掘削したペアになった2本の坑井において熱水または水蒸気を循環させて熱を伝達することによって両坑井間のメタンハイドレート層を分解させて熱水チャンバー領域と呼ぶ砂層あるいは砂岩層だけの領域を水平坑井の方向に沿って一様に生成させることで両坑井間の流動抵抗を低下させ、しかる後に下部の圧入用水平坑井から熱水または水蒸気を熱水チャンバー領域に連続または間欠的に圧入し、熱水チャンバー領域の境界面での熱伝達率を高めメタンハイドレートの分解を促進して熱水チャンバー領域を拡大させながら、分解して生成される主にメタンガス泡を熱水の流動と重力作用による上昇過程で合体拡大させて熱水との分離を進めた上で上部の水平坑井から採取することを特徴とするハイドレート推積層からの主にメタンガスの生産方法。
IPC (1件):
E21C50/00
FI (1件):
E21C50/00
Fターム (2件):
2D065FA12 ,  2D065GA01
引用特許:
出願人引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (2件)

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