特許
J-GLOBAL ID:200903037604294998

障害回復処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-090314
公開番号(公開出願番号):特開平8-263454
出願日: 1995年03月23日
公開日(公表日): 1996年10月11日
要約:
【要約】【目的】 マルチプロセッサ構成の仮想計算機システムで、実プロセッサ固定障害発生時に、仮想計算機の障害時の処理の回復とその業務の救済を可能にする。【構成】 実プロセッサに固定障害が発生したとき、該実プロセッサが割り当てられた仮想計算機の状態情報および該状態情報の有効・無効を示す有効フラグと、該実プロセッサの状態情報を夫々主記憶装置の仮想計算機退避領域と実計算機退避領域に格納し、割込みを受理した正常実プロセッサは、割込み情報に従って実計算機退避領域の状態情報に基づき障害実プロセッサの処理を回復し、かつ前記仮想計算機退避領域の有効フラグが有効を示すとき該退避領域の状態情報に基づき障害仮想計算機の処理を回復し、該回復した仮想計算機の救済属性に基づき新たに割り当てられる正常実プロセッサを選択し、該正常実プロセッサにおける仮想プロセッサの割り当て構成を変更して、仮想計算機システムを救済する。
請求項(抜粋):
マルチプロセッサ構成の計算機上で、複数の仮想計算機が走行する仮想計算機システムにおける障害回復処理方法において、実プロセッサに固定障害が発生したとき、該実プロセッサが割り当てられた仮想計算機の状態情報および該状態情報の有効・無効を示す有効フラグと、該実プロセッサの状態情報を夫々主記憶装置の仮想計算機退避領域と実計算機退避領域に格納し、障害の発生を正常な実プロセッサに報告し、該正常な実プロセッサは発生した障害を解析して障害実プロセッサ番号と障害の内容を示す識別コードを主記憶装置へ割込み情報として格納し、該正常な実プロセッサまたは他の正常な実プロセッサに割り込みを行ない、割り込みを受け付けた正常な実プロセッサは、前記主記憶装置に格納された割込み情報と実計算機退避領域の実プロセッサの状態情報に基づき障害実プロセッサの処理を回復し、かつ前記仮想計算機退避領域の有効フラグが有効を示すとき該退避領域の仮想計算機の状態情報に基づき障害仮想計算機の処理を回復し、固定障害となった実プロセッサが割り当てられている仮想計算機を検索し、該検索した仮想計算機に与えられた救済属性に基づき該仮想計算機に新たに割り当てられる正常な実プロセッサを選択し、該正常な実プロセッサにおける仮想プロセッサの割り当て構成を変更することにより実プロセッサの固定障害から仮想計算機システムを救済することを特徴とする仮想計算機システムの障害回復処理方法。

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