特許
J-GLOBAL ID:200903037616995258

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-006923
公開番号(公開出願番号):特開平10-206522
出願日: 1997年01月17日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 従来のレーダ装置では、レンジ及びAZ方向の二次元画像しか得られず、例えば目標が船の場合、上から見たような形で表示されるだけで、船を認識することが困難であるという課題があった。【解決手段】 周波数変調を施した送信パルス信号を用いて目標をレンジ方向に圧縮し、目標のピッチ運動等のような周期運動に同期するようにビデオ信号を切り出し、この周期運動によって生じるドップラ周波数を利用して目標をEL方向に圧縮し、自機の運動によって生じるドップラ周波数を利用して目標をAZ方向に圧縮することにより、目標の形状を三次元の画像データとして取得できる。
請求項(抜粋):
目標の揺れ等の周期運動によって生じるドップラ周波数を利用して、エレベーション(EL)方向に所要の分解能で目標を分割する第1の信号処理方式と、空中線の移動によって生じるドップラ周波数を利用して、アジマス(AZ)方向に所要の分解能で目標を分割する第2の信号処理方式とを組み合せた航空機搭載用のレーダ装置において、一定のパルス繰り返し周期で周波数変調を施した送信パルス信号を発生する送信機と、送受信回路を切り換える送受切換器と、送信パルス信号を目標に指向させて放射すると共に目標からの反射信号を受信する空中線と、送信機から出力された基準信号を参照して、送受切換器を経由し入力された受信信号を増幅及び位相検波してビデオ信号を得る受信機と、上記送信機で周波数変調を施した位相情報を用いて上記ビデオ信号をパルス圧縮するレンジ圧縮器と、パルス毎にパルス圧縮されたビデオ信号をレンジ方向とパルス方向とを組み合せた二次元で格納する二次元メモリと、上記二次元メモリに格納されたパルス圧縮後のビデオ信号から目標距離情報を算出すると共に、目標の移動及び自機の移動に伴う目標距離の変化を除去するためのレンジマイグレーション補正量を各パルス毎に算出するレンジ追尾処理器と、上記レンジ追尾処理器から出力されたレンジマイグレーション補正量から目標距離の変化を各パルス毎に補正するレンジマイグレーション補正器と、上記レンジマイグレーション補正後のビデオ信号から目標の並進運動により生じるドップラ周波数のオフセット成分を除去するためのドップラ補償量を各パルス毎に算出するドップラ追尾処理器と、このドップラ補償量を基にレンジマイグレーション補正後のビデオ信号を補償するドップラ補償処理器と、上記ドップラ補償処理後のビデオ信号からドップラヒストリーを求め、目標のピッチ運動あるいはヨー運動のような周期運動に同期するようにビデオ信号を切出すデータ切出し処理器と、上記データ切出し処理後のビデオ信号を各周期運動毎に周波数分析することにより目標をEL方向に圧縮するEL圧縮器と、EL圧縮後の周波数データをレンジ方向とEL方向と周期運動とを組み合せた三次元で格納する三次元メモリと、自機運動を検出する慣性航法装置と、上記慣性航法装置で検出された自機運動から目標をAZ圧縮するためのリファレンスデータを算出するリファレンスデータ生成器と、このリファレンスデータを用いて上記三次元メモリに格納された周波数データを各EL方向毎に周波数分析することにより目標をAZ方向に圧縮し、目標の三次元画像データを算出するAZ圧縮器を備えたことを特徴とするレーダ装置。
IPC (4件):
G01S 7/20 ,  G01S 7/295 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/50
FI (4件):
G01S 7/20 ,  G01S 7/295 Z ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/50 Z

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