特許

J-GLOBAL ID：200903037632129668

金属基板表面の遮熱コーティング層の耐剥離性向上方法

発明者： 中西 保正 ,  根崎 孝二 ,  勝谷 涼一 ,  結城 正弘 ,  森重 徳男
出願人/特許権者： 石川島播磨重工業株式会社
代理人 (1件)： 坂本 光雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-315765
公開番号（公開出願番号）：特開平9-137264
出願日： 1995年11月10日
公開日（公表日）： 1997年05月27日
要約：

【要約】【課題】 遮熱コーティング層の耐剥離性を向上させる。【解決手段】 金属基板1の表面にMCrAlY(M:Ni、Co、Fe又はこれらの合金)の結合層2を溶射し、その上にジルコニアの溶射膜3を施す。ジルコニア溶射膜3にレーザビーム6をオシレートミラー9で反射させてオシレートさせながら照射させる。被照射層であるジルコニア溶射膜3の大きさに合わせてレーザ出力と加工テーブル10を移動させることによる加工速度を決めてレーザ照射処理を行わせる。レーザ照射処理をしない場合に比較してレーザ照射処理をした場合は遮熱コーティング層4の耐剥離性を向上させることができる。

請求項（抜粋）：

金属基板の表面にMCrAlY(M:Ni、Co、Fe又はこれらの合金)の結合層を溶射し、その上にジルコニア(ZrO2 、イットリアY2 O3 を6〜20%添加)を溶射して、該MCrAlYの結合層とジルコニアの溶射膜からなる遮熱コーティング層を施し、該遮熱コーティング層の表面に、レーザ出力を500〜1500W、加工速度を2〜8m/min の範囲で被照射層の大きさに応じて変えながらレーザ照射処理を施し、遮熱コーティング層と金属基板との界面の残留応力を解放して該遮熱コーティング層の耐剥離性を向上させるようにすることを特徴とする金属基板表面の遮熱コーティング層の耐剥離性向上方法。

IPC (4件)：

C23C 4/04 ,  C23C 4/10 ,  C23C 4/18 ,  C23C 28/00

FI (4件)：

C23C 4/04 ,  C23C 4/10 ,  C23C 4/18 ,  C23C 28/00 B

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 特公昭62-274062
  
• シリンダブロックの製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-213126   出願人：トヨタ自動車株式会社