特許
J-GLOBAL ID:200903037723054318
酸素濃度センサにおけるカーボン除去方法及びその装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-081297
公開番号(公開出願番号):特開平9-274008
出願日: 1996年04月03日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 センサ素子へのカーボンの付着を防止する。【解決手段】 センサ出力測定状態で酸素濃度センサが本来的に持つ酸素ポンピング反応の方向を、センサ出力非測定状態で逆にして、雰囲気側酸素反応電極8側で保護層11の近傍の酸素濃度を高め、保護層11に付着したカーボンの燃焼を低温度で生じ易くして促進する。この場合、センサ素子2をヒータ3により加熱して燃焼促進を助長する。センサ出力測定状態とセンサ出力非測定状態とに切り換えるための正負切換え回路13を既存のセンサ出力回路12に付加するだけの簡単な構成により、カーボンの堆積や析出に対する対策を行う。
請求項(抜粋):
燃焼ガス雰囲気に接触し得る固体電解質部の雰囲気側面に雰囲気側酸素反応電極を形成するとともに、燃焼ガス雰囲気と遮断した大気側に面する固体電解質部の大気側面に大気側酸素反応電極を形成したセンサ素子を備えた酸素濃度センサにあって、その固体電解質部に電圧を加えて電流を流すことにより、固体電解質部を通して酸素の移動を起こし、固体電解質部を挟んで一方の酸素反応電極側から他方の酸素反応電極側へ酸素を汲み出す酸素ポンピング反応を惹起させる場合、その酸素ポンピング方向を大気側酸素反応電極側から雰囲気側酸素反応電極側へ設定して酸素を雰囲気側酸素反応電極側へ送り、雰囲気側酸素反応電極側に付着したカーボンの燃焼を促進することを特徴とする酸素濃度センサにおけるカーボン除去方法。
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