特許
J-GLOBAL ID:200903037762393197

波浪中推進性能向上手段付き大型肥型船

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯沼 義彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-311115
公開番号(公開出願番号):特開平8-142974
出願日: 1994年11月21日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、波浪中の航行時に推進性能の向上をはかるための手段を付設された大型肥型船に関し、特に船首端での反射波の発生を防止して抵抗の増加を抑制するようにしたものである。【構成】 満載吃水線2の下方で船首垂線よりも前方へ突出した船首バルブ1bと満載吃水線2の上方で船首垂線よりも前方へ突出した船首上部1aとを有する大型肥型船において、満載吃水線2の近傍の船首端部に尖端縁eを前方へ向け平水面を貫通するようにして楔状付加物3が装着されている。これにより、波浪中の航行時に、前方から船首部へ入射する波が、楔状付加物3の尖端縁eで左右に切り分けられるようになって、反射波の発生が防止され抵抗の増加が抑制される。
請求項(抜粋):
満載吃水線の下方で船首垂線よりも前方へ突出した船首バルブと満載吃水線の上方で船首垂線よりも前方へ突出した船首上部とを有する大型肥型船において、満載吃水線近傍の船首端部分に、尖端縁を前方へ向け平水面を貫通するようにして固着された楔状付加物をそなえ、同楔状付加物の尖端縁が上記の船首バルブおよび船首上部の各前端よりも後方で且つ船首垂線よりも前方に、船体中心線に沿い上下に延在するように形成されて、同尖端縁における上記楔状付加物の内角が、同尖端縁の直後で船体中心線に沿う船首部分の内角よりも小さく設定されていることを特徴とする、波浪中推進性能向上手段付き大型肥型船。

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